SARSに関して その1「がんばれ!SARS対策」
北京などで感染被害が拡大する今回のSARS騒動がいち早く終結し、安心して中国旅行や出張ができる日が訪れることを心から願っています。直接的にも間接的にも被害・損害をこうむっておられる方々はご心痛のことと思いますが、がんばって耐え抜いて下さい。
さて、世界保健機構(WHO)が、今回の新型肺炎は、新種のコロナウイルスが原因と確認し、それを「SARSウイルス」と命名したのが4月中旬。この新型ウイルスは、すでにRNAの塩基配列も解読され、世界各国の研究機関が協力して対策確立を目指しているといいます。
病原体が断定されたことで、流行地への旅行を避けたり患者を隔離したりといった「守りの対策」に加え、ワクチンの開発など「攻めの対策」が可能になると報道されたのも2週間前ですが、いまだに感染者数が増加しているのが心配です。せっかく未知の病原体がこれほど早く確認させたのは、感染症対策史上初めてだといいますから、ワクチンなど攻めの対策面でも史上初を目指してほしいところ。
専門家の方に攻めの対策をお願いするとして、私たちが今できることは、守りの対策に徹すること。そして、正確な情報を受発信することだと思います。憶測やうわさ話を信じない、流さないことです。その点において、北京政府が初期段階において希望的観測にすぎないような数字や見通しを発表したことは、自国利益のためとはいえ、結果的に自国の不利益、世界の不利益になり残念でした。
また、アジアの某国首脳が「マスコミは感染騒動をPRしすぎている。アフリカでは、別の伝染病でもっと多くの死者が毎日出ているのだ。」という発言なども、事実認識の乏しさからくる暴言だと思います。
関連ニュース
http://news.goo.ne.jp/news/topics/index/02433/1.html
SARSに関して その2「それでも中国進出の準備を怠るな!」
中国のみならずアジアの各国では、SARSの影響によって経済成長見通しを下方修正するところが相次いでいます。また世界中で中国関連企業の株価が下がり続けています。
しかし、これは不可抗力による経済の減速であって、構造として中国が成長拡大路線にあることは不変でしょう。何らかのかたちで中国とのビジネスを検討する必要がある企業は多いはず。
今、個人的に注目しているのは、コーポレイトガバナンス協会が主催している「中国進出支援プログラム」です。今月(5月)下旬から東京港区でスタートするもので、3ヶ月、全14講義からなります。
私も講師として招かれているので手前みその感じがありますが、私を除き、中国ビジネスの実務経験豊富な超一流講師陣が勢揃いしました。これほど体系的な中国進出講座は、そんなに多くないはずです。受講料は高いのですが、教育訓練給付金の対象講座ですので、その有資格者にとってはものすごくお値打ちな費用になります。
◇ 募集定員:60名
◇詳細・申込み → http://www.teamcg.or.jp/program/intro/mcg02.htm
「がんばれ社長!」読者アンケート
4/24から5/5までの12日間、「がんばれ社長!」読者アンケートを実施中です。昨夜現在で1,462名という期待以上の多数のご協力を頂き、ものすごくうれしく思います。連休中ではありますが、まだの方はぜひご協力下さいませんか。
ご協力者には、もれなくアンケート結果の詳細すべてをご覧いただく専用サイトをメールにてお知らせします。発表は5月中旬を予定です。(もちろん氏名やアドレスなどの個人情報は保護しています。)
さらに、抽選で10名様に私のサイン入り著書とCDのセットをプレゼントさせて頂きます。(すでにお持ちの方には、7月上旬発刊の次回作をプレゼントします。)
「がんばれ社長!」読者アンケートはこちらから↓
http://www.e-comon.co.jp/questionnaire/200304/
<アンケート中間集計速報>
・あなたは「がんばれ社長!」をどこで知りましたか?
マガジン配信会社 860名 (58.8%)
知人からの紹介 301名 (20.6%)
「がんばれ社長!」サイト 102名 (7.0%)
その他 199名 (13.6%)
恐るべしマガジン配信会社の威力。何と六割近くにも達するとは。次は予想通り、いわゆるクチコミですね。それ以外で多か ったのが、他のマガジンからの紹介という声でした。これもクチコミの一種ですね。ネット特有のクチコミ形態を理解してお きましょう。
あなたは「がんばれ社長!」をいつ読みますか
毎日 1,082名 (74.0%)
二~三日おき 330名 (22.6%)
週に一度 36名 (2.4%)
その他 14名 (1.0%)
※「毎日」が予想以上に多いですねぇ。びっくりしました。アンケート協力者の中での回答ですから実態は割り引いてみる必 要がありそうですが、ありがたいことです。
「がんばれ社長!」読者アンケートはこちらから↓
http://www.e-comon.co.jp/questionnaire/200304/
中国で探し当てたとっておきの夜の健康食品たち by 藤本 in 上海
・・・「がんばれ社長!」読者の皆さんこんにちは。先週も一度取り上げていただいた藤本です。
性生活食品の文化を中国から輸入!珍種といわれるあの鶏の卵、幻といわれるあのキノコ、100%生薬でつくられた人気の精力剤、ネットショップ風の手続きでお手軽に上海から個人輸入ができます。でも海外からの個人輸入食品ですから、安全保障の必要な方は見るだけにしてくださいね。 ♂夜の健康食品♀ ⇒ http://www.3bin.com
・・・
うまくいっていないとはどういうことか
「武沢さん、メルマガを始めたのだがうまくいってないのよ。どうしたらいい?」というような相談やメールを頂戴することが少なくありません。こうした会話を進める上で大切なことは、「質を量におきかえる」工夫です。
うまくいっていないということは、理想と現実にギャップがあるということです。そのギャップが問題や悩みになるわけですから、それを放置せずに解明してゆく努力が大切です。
理想>現実 の場合が問題なのです。
現実>理想 であれば、それはうれしい誤算とか、うれしい悲鳴といいます。
問題を解決していくうえで大切なアプローチは、つぎのような三段階の思考プロセスを経ることではないでしょうか。
1.まず事実を数字でとらえる(この段階では憶測や感情、意見は排除する)
↓
2.その誤差が生じた原因を分析する(ここで始めて意見や感想が入
る)
↓
3.仮説に基づいて対策を打つ
例としてこうなります。
1.事実を数字でとらえる
・4月末日までにネット通販部門で月商300万を予定していたが、実績は180万円だった。
・アクセス数は100/日の計画に対して90/日ある一方で、商品購入者の方は、10人/日の計画に対して5人/日にすぎない。
・同じくメルマガ読者は、4月末で3,000名を予定していたが、実績は750名だった。
・その結果、社長である私も担当スタッフも疲労感と失望感が漂い始め、先行きに不安を持ちはじめた。
2.その誤差が生じた原因を仮説する
・サイトに関して思い当たることとしては
・商品力が乏しい ・価格が高い ・送料が高い
・売り方が悪い ・画像が悪い ・コピー、文章が悪い
・決済方法が悪い ・メール返信が遅い ・電話対応が悪い
・メルマガに関して思い当たることは、ひとことで言って面白くないということ。面白くないを科学するならば、
・文章が下手 ・テーマが悪い ・素材に魅力がない
・レイアウトなど見やすくする工夫が乏しい
などが原因として考えられる。
3.上記2の仮説から、何を選択し、どのような対策を講じるか
それを5W1Hで計画し、実行する
ということになります。ポイントは、今のやり方に固執しないということです。いろいろ試してみて、うまくいったものを残し、そうでないものを排除していく姿勢が求められるのです。
私も、メルマガ「がんばれ社長!」という個人メディアにいつまでも固執するつもりはありません。中小企業経営者を応援するというわたしの志に近づくものであれば、絶えずそのときの最適な手段を選ぶつもりでいます。
うまくいかないという状態は、あなたが拒否するかぎり永くは続かないのです。