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遊ぶとお金がもらえるゲーム「稼ゲー」

今朝、床屋の主人(30代)との会話。

「武沢さん、ゲームがお好きでしたよね」
「うん、好きだよ。最近やってないけどね」
「僕は子どもと毎日一緒に遊ぶんですが、今のゲーム業界のトレンドをご存知ですか」
「どうせスマホゲームとかでしょ」
「いやいや、そんなのは当たり前。いまでは稼げるゲームが話題なんですよ」
「え?ゲームでお金儲けができるってこと?」
「そうです、厳密にいえば買い物ができるポイントが貯まるゲームです」

成熟した感があるスマホゲームに新風を起こそうと GameBank がリリースしたスマホゲームが『大集合!ワイワイパーティ』だ。ミニゲームを遊ぶとポイントを獲得でき、それをネットショッピングのクーポンと交換できるというもの。メーカーによれば、「遊んで稼げるゲーム」”稼ゲー”をキーワードにしたアプリを開発したかったとのこと。

プレイヤーはクイズ、ビンゴ、大富豪といった協力/対戦型パーティーゲームを遊び、そこで得たポイントでさまざまな賞品やYahoo!ショッピングなどで使えるクーポンを手に入れることができるそうだ。今後は、パーティーゲームや賞品の種類を増やしていき、自室のカスタマイズにも対応するルーム機能を実装するそうだ。Android と iPhone 向けに先月リリースされたばかりのゲームだが、ユーザーレビューも上々で、今後、こうしたゲームマーケティングとでもいうべき新ジャンルが成長する可能性がある。

大集合!ワイワイパーティ(リリース記事)
http://www.4gamer.net/games/297/G029767/20151216075/

「へぇ、おもしろそうだね、このアイデア」と私。髪の毛をカットしてもらいながら、その場でスマホ検索したのだった。
「でしょ。ゲームそのもののクォリティも高いですよ」
「一度試してみようかな」
「おすすめですよ、ただ夢中になりすぎないでくださいね、それほど楽しいですから」

「ところで店主、稼げるゲーム”稼ゲー”から発想をもらって他のビジネスに応用してみることはできないだろうか?」と私。
「応用といいますと?」
「例えば、稼げる床屋 “稼床”。床屋代はタダ。それどころか行けば行くほどポイントが貯まっていく床屋。行列ができるよ」
「参ったなあ他人事なんだから。そういう武沢さんもセミナーをやっておられるから、稼げるセミナー”稼ゼミ”なんていかがですか。人さえ集まれば広告でペイできるかもしれませんよ」

「なるほど、稼げるセミナー”稼ゼミ”か。一度やってみようかな」

いままでお金をもらっていたものを無料にするどころか、お金(またはポイント)をあげるという逆転の発想で成立させるマーケティングを考案してみよう。それが可能なのはゲームだけではないはずだ。