★テーマ別★

鳥取にて

●人気タレント「トリンドル玲奈」(20)はオーストリア人の父と日本人の母をもつ。彼女自身は鳥取県に一度も行ったことがないそうだが、トリンドルを漢字で書けば「鳥取」となることから、ソフトバンクモバイルの白戸家 CM でハワイ(鳥取県羽合)からの留学生役で登場した。それをみた鳥取県の関係者が猛アタックし、ついに今年 5月、彼女は「鳥取ふるさと大使」に就任した。
また、「まんが王国トットリンドル王女」にも扮してパンフレットの表紙を飾るなど、徐々に鳥取の顔になりつつある。そしてこの 8月4日、彼女は初めて鳥取に来た。

●私は今、その”トットリンドル”の鳥取県(倉吉市)に来ている。
これまで鳥取県西部の米子→境港、東部の鳥取→岩井温泉という旅は経験しているが、県中部に来るのはこれが初めて。昨日の午後、名古屋から姫路までは新幹線を使い、その後「特急あさま」に乗り換えて都合 3時間50分で倉吉に到着した。

姫路から見える播磨灘の海とお別れすると兵庫・岡山の山深い地域をひたすら北上する。途中、宮本武蔵駅なども通過し、鳥取駅に着くとその向こうは鳥取砂丘に日本海。日本列島を南北に縦断するわけで、旅情に浸るにはよい経路だ。

●倉吉駅には「鳥取県中部中小企業青年中央会」の和田会長にお出迎えいただいた。まずは倉吉市内をサラッと見学。その後、ホテルにチェックインし、軽い夕食を取りながら夜の講演会に備えた。

●青年中央会の定年は 45歳。今回集まった 37名の経営者は当然それ以下の年代である。すでに代表権をもった社長もいれば、まだ役職がない若手後継者もいる。そうした皆さんに「経営の打ち手は無限」と題して本腰の入った経営計画書の作り方をご伝授した。

●和田会長が長年「がんばれ!社長」をお読みになっているそうで、機会があれば武沢を倉吉に呼びたいとずっと思ってこられたそうだ。
ドイツからこの講演にあわせて帰国したという鳥取出身の松田さんもゲスト参加されるなど、始まる前から歓迎ムードが高く、気合いを入れてお話しすることができた。

●持参した 30冊の本が講演会後、完売した。これほど講師冥利に尽きることはない。本の売上げなんてたかが知れている。だが、持って行った本がなくなるまで本の営業をしてくれる幹事さんがいて、それに呼応して買ってくれるメンバーがいる。「講演の思いが伝わった」、「倉吉に来て良かった」という気持ちが強くなった瞬間だ。
その後、男性全員で近くのラウンジに移動。ウイスキーや焼酎片手に語り合ったが、私は90分ほどでホテルに退散した。

●ところで今日は鳥取という県、あるいは倉吉という町について学んだことを書いてみたい。鳥取県は47都道府県のうち41番目の面積をもち、人口は58.8万人(2010年調査)と日本で一番少ない県である。

お隣の島根県からは若槻禮次郎と竹下登が総理大臣になっているし、さらにその隣の山口県(長州藩)は日本屈指の総理大臣輩出県である。
それにくらべて鳥取県はまだ一人も総理を出していない。
そんなこともあって、初の総理誕生と期待がかかるのが石破 茂(いしば しげる)氏だ。「当の本人にその意識が薄い」となげく地元民も多いが、最近の政局をみていると今回は悲願達成の可能性がある。

●鳥取県の名産は二十世紀梨が有名だが、他には「松葉ガニ」「すいか」「白ネギ」「しいたけ」「らっきょう」などの産地でもある。ちなみに鳥取産のすいかがドバイで一個 3万円で売られているそうだ。

●近年では「まんが王国とっとり」としても売り出し中だ。何といっても鳥取県には水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌という三巨匠がいる。四国にアンパンマン列車が走っているように、鳥取県には鬼太郎列車や名探偵コナン列車が走っている。
また、全国のまんがファンのためのイベント「国際まんが博」が 8月4日から 11月25日までの期間、鳥取、倉吉、米子で開催中で、特に注目は 11月7日(水)から11日(日)までの 5日間、米子で開催される第 13回国際マンガサミットだ。これには世界から 400人の漫画家が集い、トークショーやマンガ教室、複製原画の展示などが行われる。マンガファンやマンガ関係者は要チェックだろう。
★国際まんが博 http://manga-tottori.jp/?id=343

●ちょっと意外だったが、あの「南総里見八犬伝」(滝沢馬琴)の八勇士のお墓が倉吉にある。てっきり千葉県にあるものと思い込んでいたがそうではないようだ。
★倉吉市「大岳院」 http://www.ncn-k.net/dai-gaku/

●県内には 10箇所からお湯が沸くそうで、ガイドブックには次のような解説がある。
「岩井温泉」は因幡最古の温泉として江戸時代から伝わる名泉。
「鳥取温泉」は鳥取駅から徒歩 5分で繁華街に湧く全国でも珍しい温泉。
「吉岡温泉」はホタルの里として知られ、初夏にはホタルまつりが行われる。
「浜村温泉」は山陰の民謡「貝がら節」で有名な浜村海岸に近い。
「鹿野温泉」は鷲峰山の麓の静かな佇まいの温泉で、国民保養温泉地に指定されている。
「三朝温泉」は三徳山川沿いから湧き続けている世界有数のラジウム泉。
「はわい温泉」は東郷湖畔にひらかれた水郷の温泉。
「東郷温泉」も東郷湖畔の情緒あふれる温泉で、湖面には湯気がわき上がり独特の景観となっている。
「関金温泉」はお湯がきれいなことから「白金の湯」の名で親しまれている。
「皆生温泉」は白砂青松の海辺に湧く名湯。南には秀峰大山、眼の前には青い日本海が広がる。

●このメルマガを書き上げ次第、和田会長や直前会長の照下さんなどと倉吉探訪の小旅行にでかける。できれば三朝温泉の天然ラジウム泉にも浸かってみたいと思っている。
★三朝温泉 http://spa-misasa.jp/

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
このメールマガジンは「元気が出る社長メルマガ」をスローガンに毎日配信しています。よろしければ、お知り合いの方々にも是非転送して教えてあげて下さい。
【発行者】有限会社がんばれ社長 代表取締役 武沢 信行
〒460-0002   名古屋市中区丸の内3-15-20 丸の内三幸ビル3階
【メルマガ登録・解除】 http://www.e-comon.co.jp/session/?page_id=3094
または、 info@e-comon.co.jp宛てに登録・解除依頼メールをお送り下さい

【公式ホームページ】 http://www.e-comon.co.jp/
【メルマガバックナンバーを見る】 https://e-comon.jp
【「がんばれ!社長」の通販サイト】 http://ganbare.pk.shopserve.jp/
【武澤 信行の電子小説シリーズ】 http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=4214
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

【編集後記】

◆今夜名古屋に戻ります。