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時間を追いまわせ

●【問題】この人気作家は誰か?

大阪府立大学(工学部電気工学科)在学中はアーチェリー部の主将をつとめ、卒業後の 1981年には日本電装株式会社(現「デンソー」)に技術者として入社した。忙しい勤務の合間をぬって推理小説を書き、1983年に『人形たちの家』で作家デビュー。

だが、書いても書いても売れない時代が続き、ようやく売れるのは15年後(1998年)に書いた『秘密』がヒットするのを待たねばならない。
売れるまでに 15年かかり、売れ始めて今年で 14年めになる。
今では押しも押されもせぬ不動の人気作家であり、作品の多くは映画やテレビドラマ化されている。

●そう、正解は東野圭吾氏である。

私は『容疑者 Xの献身』と『マスカレードホテル』など数冊しか読んでいないが、好きな作家の一人である。ただ、多作家ゆえに何を読むべきか迷う。せっかくミステリーを読む時ぐらい、本格的なトリックが仕掛けられたものか、ハラハラさせられる物語展開を期待したい。
だが、そうではない作品も多い。最後まで殺人が起きない東野作品もあった。何を読もうか迷ったときにネットの書評は参考になる。時には書店の店頭でネット書店にアクセスすることもある。
よくしたもので東野圭吾クラスの作家になると読者が選んだ人気作品ランキングがある。こういうものを参考にすれば当たり外れが少なくなるだろう。

★東野圭吾人気作品ランキング
→ http://www.bunshun.co.jp/galileo/rank/index.html

●どんな作家にも当たり外れがある。好みによっても大きく左右されるし、たくさんの人に読まれるほど★5つから★1つまで極端に評価が分かれることもある。

●ドラッカーの『断絶の時代』を「わけの分からない駄作中の駄作」と評したのは一倉定氏である。
「一年にわたって山荘にこもり氏の半生の集大成として書き上げたから世紀の駄作が生まれた」と『経営の思いがけないコツ』で酷評しているが、私は『断絶の時代』を名作だと思っている。一倉氏よりもはるかあとに読んだので、ドラッカーの指摘の通りに時代が進んでいることに驚きをもって読んだ。

●ただ、一倉氏が指摘する「じっくり時間をかけて取り組んだ作品は往々にして力が入りすぎてつまらない作品が多い」というのも事実だ。
私も 5冊の本を書いたが、力を入れて書いた(時間をもらって書いた)本は二冊とも絶版になってしまい、締切に追われて書いた本はいずれもすぐに増刷がかかった。

●余談ながら、一倉氏の『経営の思いがけないコツ』には『君の名は』を書いた菊田一夫のエピソードも載っている。
とにかく忙しい合間をぬって書いたそうで、「もう二度とこんな苦しい思いをして小説を書きたくない」とこぼしていたそうだ。
それほどまでに時間に追われたからこそ、あの名作が生まれたのだという。
昔から「仕事は忙しい人に頼め」と言うが、時間がないからこそ頭脳が全回転し、潜在能力が発揮されるのだろう。

自分の時間をもっと追い込もう!

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【編集後記】

◆今日は鳥取に向かっています。新幹線で、ある女流お笑い芸人に遭遇。
意外(失礼)な美人ぶりにハッとしました。