●今朝、コーヒーを持ち帰ろうとスタバに寄ったところ、初顔の女性が対応してくれた。
「新人ですか?」と聞くと、
「いえ、今日は応援です。ふだんはドーム前のイーオン店にいます」という。少し落ち着きがあるので、学生ではないのかもしれない。
そのあと、彼女は両手を私に向けてこう聞いた。
「そうお尋ねになるということは常連様ですね」
「いやいや、”様”がつくほどの常連ではないけれど、日に数回ほどは来てますよ(笑)」と、ジョークともウソともいえる妙な返答をした。
「まあ、そんな方を常連様と呼ばずしてどなたを常連様とお呼びするのですか?」と笑う彼女。
●たった一分に満たない会話ながら、今度、ドームで野球を見る前にイーオンのスタバに立ち寄ってみようかなと思ってしまった。
こうしたちょっとした会話は、他のチェーン店では期待しないが、スタバではレジが混雑していないかぎりやる。お店側でもそれを推奨しているようだ。
●Facebookにも「あいさつする」という機能がある。英語では「poke」と訳され、「指でつっつく」というような意味らしい。
私のFacebookでも友だちがあいさつをくれる。こちらもあいさつを返すと、すぐにまた返ってくる。多いときは日に数回、そんなやりとりをする。
●「あいさつする」と同様に「いいね!」を押すことでも相手とつながっていることが確認できる。
そういう意味で、友だちとの交友関係が手軽にキープできる道具としてFacebookは有効だ。
●ただ、知らぬ間にFacebookのアルゴリズムのなかに友人が埋没していくこともあるので要注意だ。
たとえばFacebookに友だちが500人いたとしても、その500人すべての近況があなたのFacebookに表示されるわけではない。
また、あなたの書き込みだって友だちに表示すらされていないことが起きているのである。
●それは、Facebook特有のアルゴリズム(計算式)によって「エッジランク」が付けられ、その上位者(初期値250人)だけがFacebookのハイライトに表示される仕組み。
つまり、ランク外の人の発言は、Facebookの友だちといえども表示されない。もちろん、直接本人のページを見に行けば投稿の記録は残っているのだが、相手のページには出てこない。
●重要なことは、Facebookのメンテナンスである。大切な友だちをいかに上位にもってくるか。またあなた自身もいかに上位に行けるか、である。
★知っておこう「エッジランク」
→ http://hmn.livedoor.biz/archives/51533575.html
そのためには、積極的に「いいね!」を押したり、相手のメッセージにコメントしたり、直接メッセージを交換したり、「あいさつする」などして積極的にからむことが大切だ。
そうしないと、いつの間にか、駄話(だばなし)の友人ばかりが上位にきて、大切な友だちが表示されないFacebookになってしまう。
●そんなことを考えていたら、昨日こんな友だち申請がきた。
「私の趣味はプロレス応援とバラの栽培。Facebookはワイフにすすめられて最近始めました。友だちの友だちのそのまた友だちという具合にあなたにたどり着いています。
ひとりでも多くの友だちとつながれば、そして、私からみて異質な世界で働いておられるあなたとつながれば、お互いのFacebookライフも一層充実するはずと思い、友だち申請いたします!問題なければお早めにご承認あらんことを希望します」とあった。
彼との接点が何もない。共通の友人もいない。即答で「保留」を押したが、友だちを大切にするためにも、友だちを厳選しよう。
わざわざ友だちを減らす必要はないかもしれないが、いたずらに増やすことは避けたいものだ。
それは、Facebookに限った話ではないのだろう。