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早く泊まりたい【伝説のホテル】

●錬金術師という職業がある。どちらかというと妖しげなイメージをもつ職業だが、化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に金)を作りだす人たちのことを言う。
価値を創造するという意味において、経営者も現代の錬金術師といえなくもない。

●「今日バングラデシュに77番目の伝説のホテルがオープンした」で始まる鶴岡秀子社長の10分間プレゼンのショートムービーをご覧になったことがあるだろうか。

★10分間プレゼン↓
http://legendhotels.jp/dream/L_door.html?utm_source=ad&utm_medium=0517

●この短いムービーで鶴岡社長は、いったいどれだけ多くの賛同者やファン、それに資金を集めてきたことだろう。
もともと何もない「無」(む)のところから「夢」(む)をつくり、やがて、「務」(む)という実体を起こしていくプロセスは、錬金術そのものであり、我々のお手本となり得るものだと思う。

●そんな鶴岡社長とゴールデンウィーク明けの月曜日、ティータイムをご一緒した。
私が「昨夜上海から戻ってきたのですよ」とお話ししたところ、鶴岡社長も「私もバングラデシュから戻ってきたばかりですよ」という。

●77番目の【伝説のホテル】ができるバングラデシュにこの時期、何の用事なのかとお尋ねしたら、「W購入ノート」の準備らしい。

「W購入」とは、鶴岡社長発案のものである。
レジェンドホテル(または同社サイト)で売っている「W購入ノート」を買うと、一冊は購入者に、もう一冊は貧しい国の子ども達に送られるというプロジェクト。
http://blog.legendhotels.jp/archives/51509532.html

●それについても10分間プレゼンのムービーで紹介されているのだが、まさかこんなに早くから行動を開始しているとは思わなかった。
「W購入ノート」は5月中に予約受付を開始し、6月から納入を始める。
私もノートのデザインを見せていただいたが、ぜったい欲しいと思わせる仕上がりだった。

●さて、気になるのは【伝説のホテル】の今後の開業にむけての日程。
それについては、こんな回答をいただいた。

・2009年9月 「開発許可」がおりて開業予定地に看板が立った。
・2010年3月 「建築確認申請」がおりた。

「建築確認番号」をもらったので、今後は図面入りのパンフレットを作成することができ、ヴィラ(リゾート別荘)の販売も始められる。

●今後の予定は、ほぼ毎月資金調達(一定限度額まで行う)しつつ、

・2010年秋  着工
・2011年末頃 竣工(工事完成)
・2011年末  開業
となっているそうだ。

膨大な数の図面(おそらく数万枚におよぶ)を作ってもらい、その1割程度が納品された。そうした設計料だけで1億を超し、第1号ホテルの総工費は30億程度の資金が必要になるという。

●その資金の多くは「市場」から直接調達している。
現時点では、まだ売上げが0円の会社だから借金することができない。
というより、借金しない予定である。
つまり、直接金融で資金を調達するわけだが、ひとつは、10戸あるヴィラのオーナー募集でまかなうそうだ。
一戸のヴィラは2.5億円で、それを4人程度でシェアできるようにして、一人6千万円程度の小口販売を行う。これによって25億円程度を調達する予定。

●もう一つの資金調達は株主募集。

【伝説のホテル】を運営するザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社の株主になっていただく方を増やしていくことで、資本金を調達し、予定通り開業にこぎつける予定。
創業時のコアメンバーの出資比率を考慮し、資本政策の範囲内で株主をどんどん増やしてく予定だという。

●それにしても、一昨年からはじまった金融破綻による世界不況は、まったく想定外のできごとで、鶴岡社長の資金調達計画を大きく狂わせたことだろう。
しかし、鶴岡社長の目にはみじんのかげりも存在しない。なぜなら、【伝説のホテル】はみんなの夢がつまったプロジェクトだから。個人のためなら、ひと休みもしたいし、たくさん妥協もするだろう。
しかし、みんなのためなら胸を張ってお金を集められるし、みじんの妥協もできない。

●そんな構造のこのプロジェクトは必ずうまくゆく。私も出資者の一人だが、あなたもよろしければ株主になって伝説の片棒を担いでみませんか。開業したら、行列ができるホテルになるに違いないが、早く泊まってみたい気分で一杯だ。

★申し込み5月23日17:00まで(一口11万円~ホテルオーナーに!)
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★『伝説のメルマガ』で、「夢の叶え方」やホテルの進捗も語られる↓
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