■佐々木小次郎の「つばめ返し」について
宮本武蔵に巌流島の決闘で敗れた佐々木小次郎。小次郎は「ものほし竿」といわれた長刀を駆使し、しかも「つばめ返し」という当時無敵のワザで連勝街道を突っ走っていました。
ところで、「つばめ返し」ってどんなワザかご存知でしたか?
つばめを返すからといって、つばめの卵を雛に返して相手をほのぼのさせ、油断したスキに斬り込むようなのんびりしたワザではありません。もっと壮絶なワザです。
「つばめ返し」とは、一度振り下ろした剣をすばやく持ち変え、すぐに振り上げて相手を下から斬りあげるワザです。
ライバル宮本武蔵はそのワザを研究し尽くしていました。小次郎が使っている長刀の長さは三尺三寸(約1メートル)、通常の刀が70~80センチなので、いかに長い剣を使っていたかが分かります。
巌流島の決闘に向かう小船のなかで武蔵は櫓をけずって木刀を作ります。それは、小次郎の三尺三寸よりほんの少し長いものでした。
決闘の一太刀めで小次郎が振り下ろした剣は武蔵の眉間をかすり、締めていたハチマキを切り落とし、出血しました。そして二太刀めを返そうとした瞬間、武蔵の木刀が小次郎の脳天を砕きました。
己の必殺技を過信し、それを逆利用されて敗れた小次郎。一方、毎回相手を入念に研究し、太陽や風むき、潮の満ち引きといった自然までをも味方にして戦おうとした武蔵。興味は尽きません。
■瞳孔が開く
運慶が彫った仏像の多くが表情豊かで力強いのは圧倒的な目ヂカラのせいだと言われることがあります。
眉や目に表情があるだけでなく、専門家によれば「瞳孔が開いているのが特長」だとか。
人はなにかに熱中すると、かっと目を見開き、瞳孔が開くそうです。
あなたの目の瞳孔はどうなっていますか?
運慶の作品のなかでも最も有名なのは東大寺の南大門にある木造金剛力士立像(国宝)。
高さ8.4メートルの巨大な木像で、門の右側に吽形(うんぎょう、口を閉じた像)、左側に阿形(あぎょう、口を開いた像)が仁王立ちしています。ちなみにこの立ち位置は通常と逆だそうです。
阿形像は大仏師・運慶と快慶が小仏師13人を率いて造り、吽形像は大仏師・定覚と湛慶が小仏師12人とともに造ったものだと判っています。
てっきり大仏は仏師が一人でこつこつ彫るものだと思っていたのですが、やはりあれだけの大規模な仏像になるとそうはいかないようです。
しかも金剛力士立像は、三千以上もあるピースで構成されているそうです。完成した仏像もすごいのですが、あれを二ヶ月で作りあげた分業システムにも感心しました。しかもそれが1200年前の出来事なのですから。
★東大寺 ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%AF%BA
■消えるボールペン
こすると消えるボールペンや蛍光ペン、いろえんぴつがあるとは不覚にも知りませんでした。これがあれば手帳にも本にも直接ボールペンで予定やアイデアを書き込めます。しかもペンの色や太さもいろいろ選べて便利。
★パイロット フリクション
⇒ http://www.pilot.co.jp/frixion/info/index.html
■カジュアルな勉強会や会議のやり方
百式の田口元さんが提唱しているカジュアル勉強会のやり方はとても良い。勉強会や交流会を開催される方は是非、覚えておきましょう。
集まってくれた受講者からニーズや関心事項を提出してもらい、それを全員が共有し、講師がそれに回答していく方法です。
一昨日開催した「がんばれ!ナイト」でもこのやり方を用いました。
田口さんの解説によればこうです。
・・・
さて、毎月行っているカジュアル勉強会ですが、試行錯誤しながらも「参加者の満足度が高いのはこういうやり方かなぁ」というのがわかってきたのでまとめてみます。
参加者が20名~30名程度、ゲストが来てしゃべってくれる、という勉強会には効果的かと。
巨大ポストイットを用意。ホワイトボードでもいいですが、スペースが足りなくなることが多いので、巨大ポストイット(イーゼルパッド)があると便利なので、楽天で購入しておく。書いたらはがして壁に貼っておくと良いですよ。
・まずは自己紹介
あまり長いと時間がとられるので以下の項目を40秒程度でしゃべってもらいます。
1.お名前
2.やっていること
3.その人の人となりがわかる軽い質問
今まで「3」の質問で個人的に良かったな、と思ったのが「思い出に残る旅行」「ケータイに一つ機能を追加するとしたら何?」「他の人にはない特殊能力ある?」「自分と付き合うことで得られるメリット」などなど。
その人に特有の経験が引き出せる質問、その人の知性にチャレンジするような質問が良いです。
なお、自己紹介を聞きながら司会者はイーゼルパッドに「席順マップ」(席順と名前がわかるような図)を書くと良いでしょう。
あとで「あの人の名前がわからない!」ということがなくなります。
・次に、その日の勉強会テーマに沿って質問を書き出してもらいます
進行役は本日のテーマについてあらためて説明し、その周辺で疑問に思っていることを書き出してもらいます。
特に制限は設けず、「テーマについて疑問に思っていることをなんでも」という具合に出してもらいます。
なお、時間の節約のため「書いたままを読んでもらいます」と説明し、きちんと文章で質問を書いてもらうのがもっとも大事です。
こうすることで発表のときに説明しだす人を防ぐことができます。
・書いたものを一人ずつ発表
全員書いたら一人ずつ発表します。最初は「一人一個だけ発表。他の人に言われたものは飛ばしてください」ルールで。2~3週すると質問がなくなるのであとは適当に残っている人に発表してもらいます。
・進行役は、質問を全部イーゼルパッドに書いていきます
なお、「その質問の意図って何?」という空気が流れたときは司会者はそれを察知してちょっとだけ突っ込むといい感じになります。
長くしゃべりだす人がいたら「書いてあるものだけを読んでください」とやんわりと指示します。
・ゲストのプレゼン
ここまでやってからゲストのプレゼンです。
その場にいる人が疑問に思っていることがすべて分かっているので、適当に資料をはしょりながら発表することができます。参加者も聞きたいことだけ聞けてハッピー。
なお、ゲストには前もってプレゼン資料を用意してもらわなくても構いません。忙しいゲストもいらっしゃるでしょうから、事前に資料を用意しないで来ていただくのも手です。
・ゲストが残りの質問に答える
プレゼンでは解決しなかった質問に対してゲストが回答します。時間がないときは司会がざざっと一問一答的にこなしていくと良いでしょう。
・追加の質疑応答
プレゼンを聞いているうちに新しく疑問が出た場合は挙手で質疑応答をします。
要するに、その場に来ている人のニーズや疑問をすべて吸い上げてから議論を開始する、という手順が大切なのです。
また、受講者も他の人がどういう疑問を持っているか、ということ自体が勉強になることも多いのでとってもおすすめです。
勉強会全盛のご時世なのでよろしければお試しください。
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田口さん、ありがとうございました。今回、私もホワイトボードでそれをやってみたのですが、やっぱりイーゼルパッドが必要だと感じました。ホワイトボードが占拠されてしまうのとイーゼルパッドなら開催後に記録が残りますしね。
★その時の雰囲気 http://www.e-comon.co.jp/semi/night0224.php
★田口さんの「百式」 http://www.100shiki.com/
■これからも凄いぞ~、「がんばれ!ナイト」今後の予定
・臨時開催:3月2日(火)
「集まれ、全国の士業、コンサル、コーチ諸氏!」
ゲスト:すごい会議 大橋禅太郎氏
・名古屋開催:3月18日(木)中部和僑会とのコラボナイト
ゲスト:和僑会筒井会長、ニューズ・ツー・ユー神原社長
・東京開催:4月9日(金)
「ネットを使って自動的に見込客名簿を作る方法」
ゲスト:フィデリ宮下社長、宮田氏
・臨時開催:4月20日(火)
「すごい経営計画の作り方、共有の仕方」
ゲスト:すごい会議 大橋禅太郎氏
・東京開催:5月18日(火)
「通販ビジネスの売上げを3倍にする方法」 予定
ゲスト:通販コンサルタント 白川博司氏 予定
「自分に合った成功法を知ろう」予定
ゲスト:ウイリアム・リード氏 予定
※5月に関しては講師または演題が変わる可能性があります。
<各回共通>
・時間:18時30分~20時30分 受付開始は18:00
・受講料:3,150円(税込) 懇親会は3,500円(税込)程度
・申込み → http://www.e-comon.co.jp/training_show.php
■海外の和僑会で講演します
・3月11日(木) タイ王国和僑会inバンコク
第一部講演「勉強会、交流会の効果的なやり方」
ゲスト講師:田口元さん(百式)
第二部講演:「現状を打破する戦略的顧客創造計画の作り方」
講師:武沢信行(がんばれ社長!)
・5月5日(水) 上海和僑会
演題 未定 講師 武沢信行 近日決定