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会社を潰すコツ

まずは山口県のSさんからのメールをご紹介したい。

6/21号の【今日の言葉】「大きな仕事と取り組め、小さな仕事は己を小さくする」 (電通元社長:吉田秀雄)

この言葉を久しぶりに見て、ハット気づいたことがありました。数年前までは、この言葉を含む「電通鬼十則」を毎年手帳を更新するたびに手で書き写しており、事有るごとに読み返していました。特に行き詰まった時など読み返すとやる気が沸きます。ところがいつのまにかここ何年かサボっている自分に気づいたのです。また、【電通「鬼十則」―広告の鬼・吉田秀雄からのメッセージ】という本になっていることも今日知りました。

ついでに、「電通鬼十則」と同時に次のことも書き写していました。

「会社を潰すコツ」

1.旧来の方法が一番良いと信じていること
2.餅は、餅屋だとうぬぼれること
3.暇がないといって、本を読まぬこと
4.稼ぐに追いつく貧乏なしと、むやみやたらと骨を折ること
5.どうにかなると考えていること
6.良いものは黙っていても売れると安心していること
7.高い給料は出せないと言って、人を安く使うこと
8.支払いは延ばす方が得だと、なるべく支払わぬ工夫をすること
9.お客はわがまますぎると考えること
10.商売に人情は禁物だと考えること
11.そんなことは出来ぬといって、改善せぬこと

これからも「がんばれ社長!」楽しみにしております。

なるほど、「会社を潰すコツ」というものがあったのか・・・、と腕組みしてしまった。それにしてもこの11箇条、良くできている。いくつかピックアップしてみよう。

2.餅は、餅屋だとうぬぼれること
敵もライバルもいない、オレ達が一番だとうぬぼれた途端に転落が始まることが多い。うぬぼれていたかどうかは分からない  が、10年前、“ゲーム王国”任天堂の牙城をソニーが追い抜くなど誰が想像しただろう。

3.暇がないといって、本を読まぬこと
ドキッとさせられた。最近読書量が減っており、友人とその解決策をメールでやりとりしていたところなのでなおさら。

4.稼ぐに追いつく貧乏なしと、むやみやたらと骨を折ること
「稼ぐに追いつく貧乏なし」よりも「貧乏ヒマなし」のほうがピンとくるのではないか。生産的なプロジェクトマネジメント   がなされていないとこういう状態になる。
5.どうにかなると考えていること
楽天的なのと積極的なのとは違うように思う。どうにかなるというのは楽天的。何とかしてみせるというのが積極的。私は積  極的でありたい。

皆さんの気づきはいかがだろうか。

題材を提供して下さったSさんにあらためて感謝したい