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無理難題への挑み方

Rewrite:2014年3月26日(水)

今日は、無理難題に挑戦する、ということを考えてみたい。

昭和の名経営者のひとりに本田宗一郎氏がいる。世界企業HONDAのオーナーになっても現場が大好きで、技術スタッフに対していつも無理難題を要求していたそうだ。小さい目標よりも大きい目標のほうが達成しやすいと、1割の性能アップではなく3割アップを目指せ!などと陣頭指揮した。単純に目標を大きくしただけでうまくいくとは思えないがヒントになるエピソードだ。

目標の難易度を上げるには、「目標の難易度の高さ×必要時間」という視点を持ち込んでみるとさらに別のものがみえてくる。

仮にある営業マンが一ヶ月に100万円の売上げを上げていた。3割アップに挑戦しようとする場合、130万円にするのを目標に掲げるのではなく、
「21日で100万円達成」を目標とする。目標の金額は変わらないが、必要期間が9日短縮されている。これも立派な3割アップである。
量を増やすか、時間を短縮するか、コストを下げるか、様々な視点を組み合わせることで無理難題への挑み方にバリエーションが増える。