2012年11月1日号で「ミスは性格」という記事を書いた。
http://www.e-comon.co.jp/magazine_show.php?magid=4075
空中ブランコの事故を減らしたいサーカスの興行主が採用方法を見なおし、技術重視から性格重視の採用に変えたところ、事故が減ったという話である。
ある日の会合で隣りあわせた女性にその話をしたところ、偶然にもその方は安全教育の専門家だった。
そしてこんなことを言われた。
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事故を起こすか起こさないかは性格の問題というよりは、脳の使い方の癖の問題です。もっと具体的にいえば、脳幹の使い方です。ちょっと前に脳トレが流行りましたが、脳トレよりも脳幹トレが必要なのです。不注意でも「エイッ」とやってしまう脳幹の使い方を変えてあげれば事故が激減するのです。建設業や製造業の安全教育を通して、脳幹トレによる改善データを集めていますが、この脳幹トレは安全教育だけにとどまらず、理想とする自分をつくる上でも役立つものなのです。
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なるほど、興味深い。
「性格の問題」というだけではくくりが大きすぎて「性格を変えろ」としか言えなくなる。だが、脳幹のトレーニングの問題となると攻略法が具体的になってくる。