昨日の「ヤマハジュニア会」経営者研修
「君、そんなタイミングでインド進出を検討しているの？遅いよ。そのころにはアフリカ市場を狙わなきゃ。実際、うち（ヤマハ）の戦略はそうなってるよ。インド進出なら今すぐでも決して早すぎやしない」
「自己資金が20億もあるのなら工場新設だけでなく M&A も検討しなきゃ。自己資本利益率は何パーセントを目指してるわけ？」
「塗装業界の市場規模はどれくらい？将来見通しはどうなの？競合相手は何社あるの？え、そんなことも調べずに10年戦略を作ったの？」
丁々発止の意見や質問が飛びかいます。大半がアセアンを中心にアジア進出を果たしている製造業の経営者。一部、商社が含まれます。昨日、浜松で開催されたヤマハジュニア会で講師として10時から8時間「我社の成長戦略発表会」の講義を担当してきました。この会は、ヤマハ発動機が地元中小企業を育成するために開催している研修会で、今年度のテーマは「我社の10ヵ年成長戦略を描く」というもの。4月の第一回では、成長戦略シートの作成方法を講義し、昨日は、その発表会を行いました。出席者20名が順に発表し、私のコメントの他、参加者からの質疑応答やヤマハ幹部による助言などたいへん濃厚な一日となりました。
＜参加者の声＞
・正直、今回の研修を受ける前は自分の会社がまずまずの会社だと思っていました。利益も出ているし資金繰りに困ることもなかったからです。しかし皆さんの会社の現状と未来の数字をみるうちに、まだ全然ダメだと気づかされました。やることが一杯見つかりましたし、課題の整理ができて本当によかったです。
・私は10年はおろか、3年先すら考えずに経営してきました。10年シートを果たして作れるのか心配しましたが、講師や他の参加者に助けられて短期・中期・長期の経営課題や目標をバッチリ作ることができました。経営者の仕事がどういうものか実感できました。
懇親会では「寸劇」を披露してくれました。これはジュニア会の伝統だそうです。自分たちが学んだことを数分の寸劇にするのです。台本を書く人1名、演じる人2名、それを先輩たちが野次りながら見守ります。ツッコミどころ満載のユーモラスな寸劇ですが、今回の講座で彼らが何を学び、何を感じたのかがよく分かる素晴らしい劇でした。
いろんな経営者団体の勉強会をみさせていただいていますが、ヤマハジュニア会は古きよき体育会系の上下関係を残ししつつ、真剣に胸をつきあわせて相互研鑽しているすばらしい会です。よく訓練されていて経営者としての資質も優れたものでした。
2回に渡る私の講座は昨日で修了しましたが、また何か別の企画でジュニア会の皆さんと再会したい気分です。
夏の東京合宿、満席になりました
昨日、香港在住の経営者から申込みをいただき、これにて東京夏合宿の受付を終了します。ありがとうございました。
名古屋合宿（8/28（金）、29（土））は4席空きがあります。また、大阪合宿も9/11（金）、12（土）で開催決定。
「経営計画書」づくりのベテランから初心者まで、会社規模の大小も問いません。一人ビジネスの方も OK！。
あなたも短期集中夏合宿 に参加しませんか。
＜東京合宿＞・・・・ 8/6（木）、7（金） 満席御礼
＜名古屋合宿＞・・・8/28（金）、29（土）あと4席
→ http://www.e-comon.co.jp/session/?p=5238
＜大阪合宿＞・・・9/11（金）、12（土）
→来週から募集開始
もてる男の条件
いきつけの店でビールを飲んでいたらいつものように店主が話しかけてきた。最近奥さまとタイに旅行してきたらしい。
「武沢さん、知ってました。タイの女性からモテる男性というのは、控えめで優しい男だそうです。その点、私なんかダメですよ。なにしろ声がデカくて人間もガサツに出来てるからタイのご婦人には嫌われるタイプのようです。ワッハハハ・・・」「へぇ、そうなんですか」と私。私もどちらかというと声がデカイ人は苦手だ。（小さい人も苦手だが）
「その国の女性がどういう男性を好むかによって国の将来が決まるといいますよ。タイという国全体が穏やかであるのは、そういう男性を女性が望んでいるからでしょうね」と店主。
なるほど、女性がどういう男を好むかで国の行く末が決まるとはおもしろい発想だ。すこし興味が湧いてきたので質問してみた。
「じゃあ今の日本女性はどういう男性を好むの？」
「それが妙な話でしてね、調味料にたとえて昭和はソース顔、平成に入って醤油顔がモテて、最近は塩顔だそうです。まるでラーメンの味付けですよ」
「じゃあ、塩の次は味噌かトンコツですか」と私が冗談を言うと、
「味噌かトンコツか担々麺なら希望がもてるのですが、私ゃ冷や麦になっちゃうんじゃないかと憂えているんですよ。冷や麦みたいに真っ白で味のないの男がチヤホヤされるようじゃ、この国はオシマイですな」。
男は男らしく、女は女らしくというのが理想だが、男らしさ、女らしさの定義はかなり変わってきている。同様のことを江戸時代に書かれた「葉隠」（はがくれ）の著者も「最近の武士は女々しくていかん」というような憂えを書いているので、案外、昔から変わらぬ嘆きのひとつかもしれないが、あなたはどのようにお考えだろうか。
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