●今回の本を書くとき、肩の力をかなり抜くように心がけた。
「文章はおしゃべりするように書く」と言っていた司馬遼太郎さんだが、今までの私の本は「演説するように書いてきた」のかもしれない。
ついつい、肩に力が入りすぎてしまうのだ。
●実際、三冊目の『絶対達成する習慣』(サンマーク出版)だけは、私がお話ししたことをライターの方に文章にしていただいて完成した本だが、その本が一番売れた。皮肉なものである。
だから今回は司馬さんにならって、おしゃべりするように書こうと心に誓った。
●なのに・・・、今回組む相手はベテラン編集者のIさん。
彼を唸らそうという思いが強すぎたのか、最初のうちの原稿は思いっきり肩に力が入っていたようだ。
予期しない感想が彼から返ってきた。
・・・七本の原稿、昨夜たしかに受け取りました。あと九三本ですね。
ところで受け取って早々の感想で恐縮ですが、読んでいて少しツライというか、「教科書でも読まされている感」がありました。
「四字熟語」をもっともっとかみ砕いていただいて、武沢さんがふだん雑談するような語りで書いていただく方が読者にも届くかと思います。
・・・
●「どうだ、すごいだろう」と思って出した原稿がダメ出しをもらい、血の気が引いていくのがわかった。グーの音もでなかったので、その七本の原稿は全部書き直した。
●私の長所でもあり短所でもあるのだが、話を分かりやすくしようとするあまり、たくさんの実例をあげて語る。
その実例の説明が長くなりすぎると、武沢は単なるストーリーの語りべであって、オリジナルのメッセージをもっていないのではないか。
豆知識のような小話だけをたくさんもっているだけの人間ではないかと思われる。実際そうなのかもしれない。
だが、文章の稚拙さでそう思わせているとしたら、それは私の立派な弱点だ。そこを克服しないかぎり、たいした物書きにはなれないと思った。
●だから、今回の本では大胆に【武沢超訳】するとIさんと約束した。
なのに、その【超訳】作業中にも悪癖がでたようだ。「NG」をもらってからあとは、事例や状況説明を最小限にしようと試みた。それでも、まだたくさん残ったが、簡潔にはなった。
多少は「おしゃべり」できるようになったと自負しているが、あとは読者の方の評価を待つしかない。
★武沢新著 『使える!社長の四字熟語100選 経営に効く!』
⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4769609914/
●お読みくださった方がブログやメルマガでご紹介いただいているようだ。ほんの一部だがご紹介したい。
・ブログ「ボス・・・書く・・・徒然」
株式会社カンドウコーポレーション 福原 勘二社長のブログ
http://www.can-do.co.jp/tsurezure/log/2008/12/vol_638.html
こちらでも何度かご紹介した「がんばれ社長!」の武沢さんご本人が以前から「四字熟語の本を執筆中」と書かれていましたので、発刊を愉しみにしていましたが、コレ、かなりいい本です。(^^)
まず「語源」が明らかにされており、その四字熟語の意味が分かります。そして何よりも武沢さんらしいのが「超訳」です。
武沢さんなりの解釈で四字熟語がバッサリと斬られています。
ボクが好きになった(そう、正に知らない四字熟語でも読んでるうちに好きになったり、ピンっ!ときたり、あ、コレ使える・・・となったり)四字熟語は以下に掲げてみました。
「積極一貫」・・・「積極と書いて『せきぎょく』と読む」とあります。積極的の語源となる言葉で、「極めることを積むから積極」「反対に極めることを消すから消極」・・・なるほど。(^^)
この「積極一貫」の超訳は是非本を手に取ってお読みください。
「他力本願」・・・二つの意味があり、一つは「もっぱら他人の力を当てにすること」で悪い意味に使われますが、もう一つの意味は「自分の力だけを当てにするのではなく、他人や神仏などの力に大胆に身を任せて生きること」という良い意味で使われる仏教用語です。
「四字熟語」の意味や語源を紹介している本はあると思いますが、この超訳こそが面白い。
そしてラスト8つの「造語の四字熟語」、これも武沢さんらしさ全開でした。
この本の中で「IO比(アイオー比)」のことが出てきます。
ボクも初めての言葉でしたが、この本を読んで正に武沢さんの「IO比」の高さを思い知りました。詳しくは本著にて。
⇒ 使える!社長の四字熟語100選 経営に効く! 武沢信行著 こう書房刊
・ニューズ・ツー・ユーの神原弥奈子社長
いつも、本を読むときに自分が気になるところは下の角、ブログやSNSで紹介したいところは上角を折るのが最近の読書スタイルなのですが、私がページの下角を折ってマークしたのが以下の8つの四字熟語でした。
・ 一意専心
・ 迂直之計
・ 熟慮断行
・ 抜山蓋世
・ 臨機応変
・ 兵貴神速
・ 君子三畏
・ 成事不説
2008年12月現在の私に響く四字熟語。いまの私を説明してくれたり、必要だったりする言葉たちです。
『使える!社長の四字熟語100選 経営に効く!』は、繰り返し読むことができる「がんばれ社長」厳選の社長を応援する言葉たちが満載の1冊です。きっと、次にこの本をめくるときには、違う四字熟語を選ぶんだろうなぁ。
http://blog.news2u.co.jp/archives/2008/12/08_002232.html#more
・百式の田口元さん
いま「がんばれ社長」の武沢さんの新著を読破中。経営に使える四字熟語にまつわるエッセイ集、といったところではないでしょうか。
四字熟語自体の説明もさることながら、本文中に出てくる豆知識も役に立ちますよ。よろしければどうぞ。
http://www.100shiki.com/
・北見式賃金研究所発行「北見塾メルマガ」
がんばれ社長の武沢さんが新著を出された。面白い本です。北見塾にとっては大事な先生です。ご協力をお願い致します。
私は名古屋ということもあり、同じ名古屋の武沢信行氏とは旧知の間柄です。今回の新著は
『使える!社長の四字熟語100選 経営に効く!』というタイトルです。
さっそく読んでみて、一言で表現すれば「面白い」です。
「へえ」「ホオ」「フーン ナルホド」という言葉の連続。とくに好きになったのは「一意専心」です。
「ほかのことを考えず、そのことだけに心を集中すること」という意味だそうです。良いですね。目指したい言葉です。
四字熟語を、このように経営者向けにまとめた本はないと思います。
今はド不況の最中です。まさに「驚天動地」の急降下です。こんな時に必要なのは、経営者の強き心です。
信念を貫く「志操堅固」でいきたいものです。
変化の時代は、逆の意味では「千載一遇」ですから。
北見式賃金 http://tingin.jp/
●その他ここにはすべてご紹介しきれないが、北は北海道から南は九州・沖縄まで、「がんばれ社長!」読者に支えられて、amazonランキングは遂に30位まで上昇した。本当にありがたいことだと思う。
●「amazonキャンペーンをやらないとなかなか上位には来られないよ」と、友人の何人かは言ってくれた。
カカトコリの林さんは日曜日なのに心配して岡山駅前で1時間もamazonキャンペーンのやり方を個人指導してくれた。
「魔法の質問」のマツダミヒロさんは、自分の録音機材を名古屋のホテルに持ち込んできて私をインタビューしてくれた。
それを編集して音声CDにしてくれるという。新著の購入特典に使ってはどうかというのだ。
●もつべきは友人だと思った。
結局、腰が重い私はプロモーションらしきことはほとんど何もせず、事前に200冊の本を希望者に贈呈しただけだ。
(音声CDは近々なにかで使う予定だが)
●幸い、amazonに寄せられた書評の数々はいずれも★がたくさん付いている。素直にうれしい気持ちだ。
昨日、こう書房さんから連絡が入り、今週からあちらこちらの新聞で新刊告知が始まるという。
また、年明けには日経新聞全国紙で広告が打たれることになった。その際には、amazonの書評を新聞広告のコピーに使わせてほしいということだが、そうなればご本人が特定できる方にメールでお願いすることになりそうだ。
●ここまでは「ご祝儀相場」だろうが、このあと、この本がどのような歩みをしてくれるのか、作者として熱い期待をしながら注目している。