●手書き派の作家は万年筆をなくすと何も書けないそうだが、メルマガ作者の場合はパソコンだ。パソコンがないと何もできない。まったくなにもできなくて呆然とするしかない。
●今朝の私はしばらく呆然としていた。パソコンが壊れたようだ。
予兆は一ヶ月前からあり、スタッフも心配して「社長、そろそろ買い替えるべきですよ」と言ってくれたが、来月発売になる秋モデルのレッツノートが欲しくて、「あと1ヶ月だけ働いてくれ」と愛用マシンを励ましてきたのだ。
●幸い、日ごろからデータはジャストシステムのインターネットディスクで管理しているし、メールはGmailなのでそれほど戸惑うことはない。
しかしながら、この使い慣れないデスクトップマシンは真新しい万年筆を持たされたような気分で、たびたび思考が中断させられる。
●だから今日は恐縮だが、何かを創作しようという気分になれず、こんな日に備えて作っておいたファイルをもとに書いてみたい。
それは【今日の言葉】についてである。
●過去2000本のバックナンバーのなかで【今日の言葉】としてご紹介した語数はなんと1043語。
重複して紹介した言葉は省いてあり、純粋に1043語ある。それをジャンル分けするとこうなった。
・決断 236本
・挑む 137本
・情熱 65本
・努力 55本
・熟考 54本
・究める 91本
・器量 38本
・育成 49本
・勝つ 31本
・打開 46本
・克服 47本
・献身 23本
・その他 171本
【総数】 1043
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●今日はそのなかの武沢お気に入りを何本か紹介してみたい。
1.もし仏法に志あらば、山川紅海を渡っても来て学ぶべし。その志なからん人に、往き向かってすすむとも、聞き入れん事不定也
(道元禅師:「正法眼蔵随聞記」より)
2.適切に部下を降格・解雇できる能力は、優秀な人材を獲得する能力と同等か、それ以上の価値がある
(「がんばれ社長」 武沢 信行)
3.武士道精神は損得勘定をとらない。むしろ足らざることを誇りにする (新渡戸稲造著 奈良本辰也訳 『武士道』)
4.人は成熟するにつれて若くなる (ヘッセ)
5.国難襲来す 国家の大事といえども 深慮するに足らず 深慮すべきは 人心の正気の足らざるにあり
(藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉)
6.死は恐るべきでも憎むべきものでもない。生きて大業をなす見込みがあれば、いつまでも生きればいい。死して不朽の見込みがあれば、いつ死んでもいいのである (吉田松陰)
7.事を行うにあたって、いつから始めようか、などと考えているときには、すでに遅れをとっているのである
(古代ローマ詩人:クィンティリアヌス)
8.国家の繁栄と偉大とは、その領土や資源や生産よりも、その能力・精神・風俗に依ることを信ずる (東洋思想家:安岡正篤)
9.成功する人間になろうとせず、むしろ価値ある人間になろうとしなさい (アルバート・アインシュタイン)
10.決心する前に、完全に見通しをつけようとする者は、決心することはできない (スイスの哲学者:アミエル)
11.事を遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない (勝海舟)
12.“どうにかなる”という考えではなく、“どうなるか”を研究し、“どうするか”の計画を立てて実行することだ
(鹿島建設近代化の立役者:鹿島守之助)
13.アイデアは温めれば温めるほど実行されなくなる(武沢 信行)
14.人は人、吾はわれ也 とにかくに吾行く道を吾は行なり
(哲学者:西田幾多郎)
15.指導者は世論の誤りを是正できなくてはならない。たんに世論を代表するだけでは、その責務を果たすことはできない
(仏作家:バルザック)
16.私の意思決定にはデータ重視のものと、直感重視のものがある。
ただ、感情で決めることはない
(デル・コンピュータ会長:マイケル・デル)
17.金銭的報酬についての不満は勤労意欲を低下させる。しかしその満足は必ずしも勤労意欲を鼓舞しない (ドラッカー)
18.多くの場合、成功は成功するまでの所要時間を知っているか否かにかかっている (仏哲学者:モンテスキュー)
19.英雄とは、自分のできることをした人だ。凡人は自分のできることをせず、できもしないことをしようとする人だ
(仏作家:ロマン・ロラン)
20.人があれもこれもなし得ると考える限り、何もなし得る決心がつかない (蘭哲学者:スピノザ)
21.かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂 (吉田松陰)
22.大きな仕事と取り組め、小さな仕事は己を小さくする
(電通元社長:吉田秀雄)
23.反対論がない場合には結論を出してはならない。勇気と勉強に不足があれば反対論は出ない (ドラッカー)
24.山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し (王陽明)
25.経営者が犯しやすい最大の過ちは、後継者に自分と同じような人物を選ぼうとすることだ(ファイザー会長:ビル・スティア)
26.天のまさに大任をこの人にくださんとするや、必ずまずその心を苦しむ (孟子)
27.確たる信念をもっている人は、不景気のときほど儲ける
(松下幸之助)
28.大抵の人たちは、それ以上アイデアをひねり出すのは不可能という段階までくると、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからなのに (エジソン)
29.青年諸君に忠告したいことはつぎの三語につきる。すなわち、働け、もっと働け、あくまで働け (独政治家・ビスマルク)
30.青年のもつエネルギーは、傷つくことをおそれているようでは、何事もなし得ない (小説家:田宮虎彦)
31.どこにでも緑色の交通信号を見る人、それは楽観主義者。一方、赤の停止信号ばかり見る人は悲観主義者。本当に賢い人は色盲だ
(シュバイツァー博士)
32.トップ本来の仕事は、昨日に由来する危機を解決することではなく、今日と違う明日をつくり出すことである。それゆえ、常に後回しにしようと思えばできる仕事でもある (ドラッカー)
33.自分を励ます最上の方法、それは誰かを励まそうと努力すること (マーク・トウェイン)
34.本物のプロフェッショナルなら観客が減ったのを見ただけで、立て直さねば、という気をおこすものだ
(サミー・ディビス.Jr)
35.自ら謀反人となることを恐れてはならぬ。新しいものは常に謀反である (明治大正の小説家・徳富蘆花)
36.失敗は資本の欠乏よりは、エネルギーの欠乏からしばしば起こる (英劇作家・ウェブスター)
37.総じて、人は己に克つをもって成り、自らを愛するをもって敗る (西郷隆盛)
38.私にとっては生きるか死ぬかの選択だった。マクドナルドで失敗すれば、私にはもう行く先がなかった
(マクドナルド創業者・レイクロック)
39.教育とは相手との格闘だと思います (劇団四季・浅利慶太)
40.カネはもってこなかったが、そのかわり、松下の経営理念をもってきた (松下電送元顧問・木野親之)
41.利益がおコゲのようでは情けないな (京セラ・稲盛和夫)
42.私の生涯におけるいっさいの成功は、時機よりつねに15分早かったことにある (英・ネルソン提督)
43.私が自分の命を絶とうとしたとき、引き止めたのは芸術だった。
自分に課せられたものを完成するまでは、この世を去ることはできないように思われた (作曲家・ベートーベン)
44.60点主義で即決せよ。決断はタイムリーになせ。決めるべき
ときに決めないのは度しがたい失敗だ (土光敏夫)
45.天下になくては成らぬ人になるか、有ってはならぬ人となれ、沈香もたけ屁もこけ。牛羊となって人の血や肉に化してしまうか、豺狼となって人間の血や肉をくらいつくすかどちらかとなれ
(幕末期の長岡藩家老:河井継之助)
46.ほとんどの人は時間をとって考えようとしない。私が国際的な名声を手にしたのは、週に二回考えたからだ
(ジョージ・バーナード・ショー)
47.一事を必ず成さんと思わば、他のことの破るるをもいたむべからず。人のあざけりを恥ずべからず。万事をかえずしては、一の大事成るべからず (鎌倉時代の随筆家:吉田兼好)
48.2年たったら再検討せよ、5年続いたら疑え、10年たったら捨ててしまえ
(バールマン:ニューヨークセントラル鉄道元社長)
49.我々が直面している問題には教科書に書いてあるような答えはない。我々は自分達の教科書を毎日書かなくてはならない
(ジャック・ウエルチ)
50.今日はあれをやり、明日はこれ、というように、あまり気が散ると、結局どれもものにならないですね
(ノーベル物理学賞受賞者:湯川秀樹)
51.努力はその時の情勢に必要な効力を生んで初めて努力として認められる。努力したが結果は駄目だったでは、努力したことにならない。仕事の中に能力を活用しなかったり、方法を選ばなかったら、それは徒労という一種 の道楽に終わる。
(本田宗一郎)
52.いやしくも一芸に秀でようとする若者が万人の気に入るような態度をするとすれば、私はそのような若者は買わぬのである
(作家:佐藤愛子)
53.松下電器は何を作る会社かと問われたら、まず人を作る会社と答えていただきたい。しかる後に、電気製品も作る会社だと答えていただきたい。 (松下幸之助)
54.一日怠れば我にわかり、二日怠れば人にわかる (宮本武蔵)
55.もともと地上には、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ (魯迅)
56.熱狂せずに作られた偉大なものは何もない (エマーソン)
それぞれ、味わってみよう。