●まず今日は、神戸のTさんからのお便り。
・・・(前略)
さて本題ですが、2ヶ月ほど前から175cm、75キロを70キロにダイエットしようと思い、単純に飲む量を減らし、毎晩カレンダーに体重を記入し始め、70.2kgまで落ちてきました。極めて順調なんですが、武沢先生が「青年の船」出発前に『シャングリラダイエット』を読んで実行すると書かれていたので、その結果を楽しみにしております。紹介文が凄かったので、すぐに本を注文しようと思ったのですが、結果を読んでから注文しようと思ってしまったものですから。
そろそろ、ご報告いただけませんか。
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●まず、ご報告が遅れたことをお詫びせねばならないが、減量の結果からご報告すると、8泊9日の船旅で私は0.5キロやせた。だが、あいにく、それはダイエットによるものではなく自然減だ。
●船での『シャングリラ・ダイエット』は二日目の夜で断念した。
最初の二日間こそ、持参したオリーブオイルを食前に飲んで、ある程度、食欲が制御できそうな感触をつかんだ。
だが、それ以後は船内食の魅力が勝ってしまい、ダイエットを延期する決心をした。そして、三日目からはオリーブオイルを摂らなくなった。
●帰国後、今にいたるまでずっとコンディションを崩したままなので、来月あたりには今度こそ『シャングリラ・ダイエット』に挑戦したいと思っている。
●でも、TさんはTさんの方法でダイエットの成果をあげて立派なことだと思うのでそれを貫かれればよいと思う。
また、『シャングリラ・ダイエット』もお読みになり、納得すれば実行された方がよいとも思う。
★シャングリラダイエット http://www.amazon.co.jp/dp/4894513056/
●続いて京都のHさんからのメール。
・・・(前略)
そういえば最近のメルマガでジムやヨガやエステの話題がでませんね。ひょっとしてもう飽きられたのかしら?
それ以前の英会話熱、中国ビジネス熱も最近はすっかり陰をひそめていらっしゃる。メルマガを続けてきた武沢さんを批判しているのではありませんが、結構、
熱しやすく冷めやすい部分もお持ちなのだと“三日坊主”党の私としては安心もしている次第です。気が向いたらで構いませんがお返事がいただければ幸いです。
・・・
●Hさんのご指摘の通り、私は典型的な三日坊主である。
日記帳もブログも朝のジョギングも書道もあれもこれも、皆、三日坊主で終わってきた。とても飽きっぽいのだ。
唯一の例外がメルマガ執筆で、これだけは8年間、ほぼ毎日続いている。
●そもそも私は、”三日坊主は悪いことだ”、というようには思っていない。むしろ三日で終わることが問題なのではなく、始めることに価値があると思っている。三日坊主になることを恐れて手を出さないなんていうことがあれば、それこそ本末転倒だ。
●「始めたことは続けなければならない」と思っている人の毎日の生活は、守らなければならない戒律とルールだらけでつまらにものになるだろう。
どうせ続かないのなら、最初からずっと続けようなどと思わないことだ。飽きたらやめる、やめたことを後になってぐずぐず引きずり、自分を責めないことだ。
●中にはベンジャミンフランクリンのように、若いころ定めた自分の戒律を終生守り通して大成功した人物もいる。それは素晴らしいことだと思う。だが、それだけが成功への道だと決めつけない方がよい。
●『自分の中に毒を持て』(青春出版社)の中で「計画性などを考えないで、パッと何でもいいから自分がやりたいことに手を出してみるといい。続かなかったら続かなかったでいいんだ、と思うべきだ。
義務でだらだらやっているより、三日坊主でもいいから “その瞬間にすべてを賭ける” というのが僕の主義なんだ」、というようなことを岡本太郎氏は述べている。
まったく同感だ。
●将来、「がんばれ社長!」が休刊、廃刊になる時は次の三つのいずれかだろう。
物理的に書けなくなったとき、もっと面白い方法を見つけたとき、私が書くことに飽きたとき。
こうして今も書いているということは、書くことに心が躍っているからだ。