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快・不快のチェックリスト

朝目ざめたときの気分は潜在意識の気分であるため、きわめて正直な気分である。パッと目ざめて布団からサッと起き上がりたくなるときは潜在意識が快適な証拠。すぐに起きて行動を開始しよう。

目がさめても二度寝、三度寝したくなるときは潜在意識が不快な証拠。なにが不快の原因になっているのかを考え、それを取りのぞこう。

気乗りしない仕事が入っている、やりたくない仕事を抱えている、行きたくない場所へ行く予定がある、会いたくない人と会わねばならない、解決策が分からない問題を抱えている・・・。思い当たる原因を紙に書いて、気になっている問題を除外することに専念しよう。

とはいっても「不快」がゼロになるわけではない。誰だって悩みや問題や不安などのネガティブな要因を抱えながら生きている。それらを完全に取りのぞくことばかりを考えていたらそれだけで人生が終わってしまう。

こんなイメージをもとう。潜在意識の「快・不快」は天秤の左右のようなものだと。左側が「快」の重さ。右側が「不快」の重さ。右側にある問題や課題や不安を上回る夢や希望や楽しみを左側にもてばよい。そうすれば必ず「快」が勝つ。「不快」なものが何一つ消えていないのに「快」が勝つことだってある。

「快」が得られていないことから「不快」になっていることもある。たとえば、毎日10キロ走って気持ち良い汗を流すと決めていた人が、何かの事情でそれができなくなると「不快」が重くなる。生活のリズムが単調すぎたり、不規則すぎたりしても「不快」につながる。極めてデリケートなものである。

企業の貸借対照表は右側と左側が必ず均等になるから「バランスシート」というが、人間の潜在意識の快不快は「アンバランスシート」だ。しかも毎分毎秒リアルタイムで「快」「不快」の重りが加わったり減ったりしている。

そこで私が使っているコンディションチェックリストをご紹介しよう。

<フィジカルコンディション>
・定期的に汗を流し、心身のデトックスをしているか
・体重体脂肪は適切に保たれているか
・食事、飲酒、間食などをコントロールしているか

<ビジネスコンディション>
・業績は好調か
・資金の不安はないか
・先を見越した新たな手を打っているか

<フィナンシャルコンディション>
・収入は足りているか
・支出は適切な範囲におさまっているか
・資産と負債のバランスはとれているか

<ファミリーコンディション>
・妻(夫)(恋人)との関係は良好か
・子どもや親との関係は良好か
・親戚や縁者との関係は良好か

<ソーシャルコンディション>
・親友、知人との関係を良好に保っているか
・町内会、PTA、同好会、同窓会などとの関係は良好か
・SNS などネットでの人間関係は良好か

<メンタルコンディション>
・夢や目標をもっているか
・朝晩の生活習慣は良好か
・精神を耕すような勉強をしているか
・自分を素敵だと思えるか

<ブレインコンディション>
・本を読んでいるか
・新しい勉強テーマをもっているか
・足りない技能がなにかの足を引っぱっていないか

<カルチャーコンディション>
・旅行や観劇、食事など人生を楽しむ予定が入っているか
・心と身体のために休養をとっているか
・仕事以外で打ち込めるテーマをもっているか

このチェックリストのどれかに「問題あり」となれば、それを解決するためのアクションプランを早急に用意しよう。それだけで明日の目覚めが変わってくるはずだ。