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ウィークリー雑感

■子どもが危ない → 新入社員が危ない

格差社会の出現は子どもにも連鎖しているようです。小学校受験に350万円かけてもらえる子がいる一方で、中三で九九が満足にできない子どももいる現状が日本にあります。

世界と対比することで明らかに浮かび上がる日本の子どもの危機を特集した、『週刊 東洋経済』2008年5月17日号。

同誌によれば、明治に来日した博物学者のモームは、「貧しくも礼節と思いやりにあふれ、朝から晩まで子どもたちがニコニコしていることに驚いた」と言います。

「袖すり合うも多生の縁」だった余裕と優しさの日本人も、今では、「袖すり合うもキレるチャンス」に成り下がったと指摘する同誌。

たしかに親や先生、企業にゆとりがなくなり、その弊害が子どもに及んでいるような気がします。
そんな子どもが成人し、続々と我々の企業に入ってくるわけですから、影響力は甚大です。

★週刊東洋経済 http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/

■外国人を雇用しておられる企業にお尋ねします↓

「がんばれ社長!アンケート」、5月18日まで回答受付中
http://www.e-comon.co.jp/enquete/index.php

ご回答いただいた方には、アンケート結果をすべてお知らせしますのでよろしくご協力をお願いします。

■上手な仕事の進め方を考える前に・・

以前、「環境オタク」という言葉がありました。パソコンの内部プログラムを書きかえて、より快適にパソコンが動くようにすることに生き甲斐を感じる人たちです。

「モバイルオタク」というのもありました。モバイル生活へのあこがれから、ノートパソコンや携帯機器を駆使したライフスタイル作りに夢中になる人たちでした。

「環境オタク」や「モバイルオタク」にとって大切なことは、理想の仕事環境の整備だったように思います。

最近もそれに似た「ガジェットおたく」「ハックおたく」が出現しているようで、最近お会いした若手ビジネスマンのグループは、パソコンのソフトや携帯機器、ガジェットとよばれる便利な道具やシステムを使いこなし、効率的に仕事を進めることに生き甲斐を感じている人たちが集まっていました。

上手な仕事のやり方を研究するのも結構ですが、玩物喪志(がんぶつそうし)にならなければ良いが、と思います。
玩物喪志とは中国の古典に出てくる言葉で、目の前の道具をもてあそんでしまって、大切な目的を忘れることを戒めたものです。

道具やスタイルも大切ではありますが、いかに為すか(How)に目がいきすぎてしまって、何を為すか(What)の部分を忘れずにいないと本末転倒してしまいます。

■あと2名となりました。検討中の方はお急ぎ下さい。(武沢)↓

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『夢が加速する非凡的合宿セミナー』IN Okayama 5月31日、6月1日
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岡山非凡塾のご案内です。今回、この合宿セミナーに参加される方々の声を一部紹介します。

★個性的で志高き方々との出会いを心より期待しております!
(サービス業 I様)
★とても素敵な企画に今からワクワクしております。
(会社経営 F様)
★ビジョンを固めに参加します。(医院経営 M様)

日常の喧噪からちょっと離れ、豊かな自然の中、普段会うことのできない方々と共に心ゆくまで夢を語りあいませんか。
きっと忘れられない非凡会合宿になることでしょう。

おかげさまで残すところ2名になりました。
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もちろん私、武沢も参加します。
当日は、(自分)株式会社の経営者の視点で良い経営をするための原理・原則をお伝えしようと思っています。
時間を忘れ、心ゆくまで交流を深めましょう。

『夢が加速する非凡的合宿セミナー in 岡山』の詳細はコチラ↓
http://www.zeku07.com/hibonjuku/program.html

■読者メール・・「ビジネス名文を書こう」を読んで Tさん(東京)

久々にメルマガにコメントさせて頂きます。
武沢さんの毎日書くという能力、たまに誤字脱字はあっても、推敲しているなぁと感じる文章は数年読んでいていて安心感があります。
書く者がもつ深さ(内容)と書き方の巧みさ(表現)は両立しないといけないと思いますので、テクニックだけを学ぶよりも内容、つまり自分自身を高める経験
をすることも大事だと思います。
その点、武沢さんはメルマガに旅日記を綴ることには賛否両論あるでしょうが(笑・私は好きですよ)、いろんなところを旅して、様々な経験をすることで、自
分自身を成長されているなぁと羨ましく思います。
(中略)
文章を書くスピードって、線形じゃないんですよね。かける時間と品質は直線的に上がっていくわけじゃない。
そのため、推敲をどこまでやるかのバランスが大事だと思います。
推敲は終わりがないので。
思い切り(あきらめ)も大切ですが、自分が90%は納得行くまで推敲しないと成長しないような気がします。
(後略)

<武沢より>Tさん、メールありがとうございます。
良い文章を書くためには、こだわりとあきらめのバランスが大切でしょうね。時間をかければかけるほど良いわけでもない。
「がんばれ社長!」の場合、自分の原稿にOKサインを出せるのは、書き始めて3時間後くらいです。書く時間と修正加筆している時間とは、半々くらいでしょ
うか。他のメルマガ作家と比べても時間を費やしている方だと思います。

■現地便り(日本→香港→マカオ→珠海)

現地に来ている興奮もあって「マカオはすごいぞ」ということをメルマガで書くのですが、今日はあえて「すごくないぞ」という事も書きます。
マカオは基本的に娯楽の街、投資の街として、ビジネスの街として、大変魅力的なのですが、いかんせん急成長し過ぎによる弊害がでています。膨大なカジノ収益をインフラ投資、人材集めに投資しまくっているマカオ政府ですが、お金では買えないものが経験と教育です。

昨夏オープンしたてのベネチアンリゾートホテルといえば、いま最も話題のスポットのひとつ。ラスベガスでも大人気のイタリア調ホテルで、スタッフでも迷子になるほど広いホテルです。
今回は和僑会さんのおかげで、私はVIP用フロントからチェックインしたのですが、それにもかかわらずチェックインで待たされること待たされること。40分はたっぷり待たされました。
さあシャワーを浴びて、カジノでちょっと遊んで皆さんと晩ご飯を、という勢いがそがれました。そのあと、さらに駐車場で車待ち30分。
海外にやってきた旅行者にとって「時は金なり」です。もし日本で同じことがあれば、「どうなっているんだ!」と怒鳴ってしまうところですが、彼らなりに一生懸命やっている様子は伝わってきますし、言葉ができませんから文句が言えない。

開業当時は、チェックインに2時間待ち、3時間待ちまで出たそうです。まるで人気アトラクションの待ち行列のようにロープの間に並ぶのです。
現地マスコミでも待ち時間の長さが批判され、多少は改善されたそうですが、いかにも「大陸的」のどかさに業を煮やしました。

・人集めに難航し、スタッフ教育の時間がまったくないまま開業した
・超求人難で、ホテル業経験者が確保できない
・コンピュータのシステムも悪いし遅い
・ホテルが大きすぎて誰もホテル全体のことに精通していない
・確保している人の大半が中国大陸からで、良いサービスというものを見聞きしたことがない彼らは、「お客を待たせてはいけない」という気持ちもない

「お待たせして申し訳ありませんでした」というセリフは一度も聞けませんでした。
マカオはカジノの売上でラスベガスの2倍になったそうですが、街全体の細かいソフトウエアやサービスという面でみると、まだラスベガスの比ではありません。荒々しい工事現場にやってきたような気分になります。
空気の汚染が進んでいるため、尚更、工事現場にいる気分になるのでしょう。
「回りが海だから、これは水蒸気だ」とタクシーの運転手は言い張りますが、どうみても空気の汚染です。

このように、成熟した観光地と比べると大変未熟な街ですが、考えようによっては、まったく未完成だからビジネスチャンスがあるのでしょう。まだの方は、未完成のうちに一度ご覧になってみてはいかがでしょう。
右も左も分からない方は、まずマカオの堀さんの会社に相談メールされてはいかがでしょうか。堀さんは和僑会のメンバーでもあり、スタッフの皆さんも親切です。

★ホープウィルグループ → http://www.hopewill-imm.com/