未分類

ある経営コンサルタントの業務日誌

今はもう時効(?)だから告白しますが、メルマガを発行し、ネットに主戦場を移してから3年間くらいは業績的にも収入的にも厳しい状態が続いていました。

それは「顧問先を取らない」と意思決定したからです。そんな一時期の日記より。

2001年10月4日(木) モバイル生活始まる

二代目「モバイルギア」を買った。大須の米兵で本体価格39800円。
中古品ながら極上美品の掘り出し物だ。出張が多くなってきた私には、移動中に原稿が書けるこうしたマシンが一刻もはやく欲しかった。
ついに私も夢のモバイル生活だ。これで日本中、安心して出張できる。

2001年10月8日(月) ちきしょ、給料がとれない。リストラだ

今日は体育の日で祭日。でもバイトのL君とK君が出社してくるので、私も昼近くになって出社した。
実はけさ、目覚めの床の上であることを思いついた。この苦しい毎日を乗り越える画期的アイデアが「リストラ」だ。

「もし今のままの売り上げ(100万円)でも、経費をかけなければ黒字になるのではないか?最近、自分の給料が取れない状態が続いているが、今の売り上げでも家賃やアルバイト代がなければ、売り上げを減らすことなく給料が取れるのではないか?」と考えてみた。

そしてそうする決断をした。それを「リストラ計画」として文書にしてL君とK君に伝えた。言いにくかったが言わざるを得なかった。
すると彼らはあっさりと「私は大丈夫です。それよりも友人として、先輩としていろいろと今後もおつき合いをお願いします」と言ってくれた。肩の荷が降りた。同時に彼らはすごいやつらだと感心した。
一生付き合っていこう。

今後の方針を整理すると

1.顧問先収入・・・3社程度で月額50万円
2.メルマガ広告収入・・・月間30万円体制を安定させる
3.会費収入・・・毎月10万円体制に乗せる
4.講演研修収入・・・毎月1本で、10万円体制

合計月商100万円を安定させれば、役員報酬も決まった日にとれるようになる。
支出は、家賃15万、光熱2万、新聞図書3万、交通費10万、通信費5万、諸会費2万、交際費3万、雑費3万 合計43万アルバイト代30万円(二人で)が浮いた分だけ仕事に支障は出るが、すぐには売上減にはならないはず。差し引き57万の中から給料が出る。

※アメリカがアフガニスタンに空爆開始。ニューヨーク同時テロ事件から約1ヶ月後の報復となる。この戦争が早期に解決されることを望む。長引くと景気・経済に良からぬ影響がでる。

01年10月9日(火) 気を充実させよう

今、幸田露伴の「努力論」を読んでいる。渡部昇一氏の解説によるもので、氏の本は要チェックだ。
つくづくこの本を読んで今の私は、もっと気を充実させなければならないと思った。気を散逸させてはならないのだ。

01年10月10日(水) 雨

私は無駄なことさえしなければ基本的にすごくヒマなはずだ。
なのに毎日があっというまに過ぎ去っていく。時間はたっぷりあり、セコセコと時間管理など必要がないはずなのに・・・。

「金は土俵に埋まっている」と初代・若乃花は言ったが、カネはパソコンに埋もれている、と思える。でも無駄なことばかりしている。

「歴史が動いたその時」(NHK)で陸奥宗光40歳の獄中生活が紹介されていた。獄中での猛勉強ぶりがすごかった。
妻宛の手紙で、読みたい本を200冊指示。そして、すべて読む。
とりわけ、英国の議会制度についての勉強が中心だったらしい。
特赦のあと、英国にわたり、ここでも猛勉強。ノート7冊が残っているが、まるで印刷したようにきれいな文字でビックリした。
氏の勤勉な学習態度は尊敬に値する。私ももっと勤勉にならなくちゃ。

01年11月17日(土) 晴れ

今大宮に来ている。ソニックシティの最上階14Fにある喫茶「貴族」。
窓側に座ることができたので、広大に広がる関東平野がはるか向こうまで見渡すことができる。まるで以前にみたテキサスの大平原のようだ。
ひょっとしたら私は大宮はおろか、埼玉県に来ること自体が初めてかもしれない。
今日は埼玉中小企業振興公社主催の起業塾の第六回目、最終回の講師を私が担当することになっているのだ。今午後12時40分だが、13時半からが私の出番だ。緊張感はない。
話したいことでいっぱいだから。

たった今、講演会が終わった。やっちゃった、という感じ。
出来は40点。東京ガスの講演の時には80点だったので、どうしてこんなに低下したのかわからない。参加者のニーズと私のレジメがズレていたのは間違いない。
改善すべき点としては、もっと具体的な例をあげること。論理だけで話が終始してしまったようだ。
逃げるような形で帰るほどではないが、気分的にそれに近い。

01年11月19日(月) 晴れ ドラフト会議

日南高校の寺原投手は、ダイエーに決まった。巨人・中日・横浜と競合し、抽選で王監督が射止めた。巨人は外れ一位で真田投手、二位には鴨志田投手というの大型高校生投手とまずまずの補強をしたようだ。

02年4月14日(日)
午前5時起床。5時半~ 名城公園でトレーニング
今日は2時間トレーニングに挑んでみた。スローペースながらもとにかく二時間走り続けるというトレーニング。
意外や意外。やれてしまった。結局2時間はおろか3時間近く走った。
最初のウォームアップ時間を含めて3時間、正味で2時間40分、20キロをノンストップで走り続けた。

だが、下半身がガクガクしている。歩くときにも違和感があるが、心地よいガクガク感だ。フルマラソンも夢ではないぞ。

02年4月15日(月)

10:30 田町のNECを訪問。K氏を訪問して、あるプロジェクトの議論を深めに行ったのだが、あにはからんや。
受付インターフォンで門前払い。大幅な組織変更が間もなくあるそうで事情が変わったという。だから、先日の打診はいったんすべて白紙にしてもらいたいという。
断りのメールを私に送ったというが、そんなの見たこともない。仮にメールしたとしても、門前払いはないんじゃないの、Kさん。
せめて、受付まで来て説明すべきでは。大企業に働くサラリーマンはこんなものかと疑ってしまう。

14:00 銀座松屋2F喫茶エノテーカにて、明日香出版のSさんと会う。
想像していたよりも遙かに若く美しい。知的というよりは、明るく元気な雰囲気で好感がもてた。
「経営の教科書」というタイトルで本を書くことに決定。
一ページ546文字×200ページ(109,200文字)を7月末日までに仕上げ発売は9月に入ってから。
初版は5500部程度刷る。その分の印税は8%
増刷分は、1500部単位で、その分の印税は10%
遂に私も出版デビューだ。むかしからあこがれてきた本の執筆が、ついに叶った。

15:00 銀座中銀ビルでI社長と会う。705号室を借りることで合意。
家賃はわずか4万円/月。タバコをやめたご褒美としての友人価格なのだが、本当にありがたいご厚意だ。
管理人のZさんは付け届けに弱いらしく、とくにビール券は効果抜群だという。次回にはさっそくビール券を用意しておこう。

16:30 銀座ソニービルで百式のTさんと会う。まず、ソニービル全体を遊びながら案内してもらう。やっぱり彼はメカに強いなあ。
この日、クリエの新型が印象的だった。
ソニービルを堪能した後、居酒屋へ移動。「東方見聞録」という居酒屋でかなり繁盛している。入った時間が早かったから座れたものの、閉店時刻近くまでいたが外に行列が出来るほどの人出だった。

しばらくしてから大橋禅太郎さんがなだれこんできた。私が東京に来ていると聞きつけて電話してから駆けつけてくれた。それまで恵比寿でスカッシュをしていたようで、Tシャツに短パン、サンダルという出で立ちだ。
居酒屋の店内で「カタン」を3ゲームもやった。結局、閉店近くまで「東方見聞録」にいた。

02年6月5日(水) ワールドカップサッカー

5/31(金)からワールドカップサッカーが始まっている。そして、昨日6/4は埼玉スタジアムで歴史に残る大一番、日本対ベルギー戦が行われた。結果は2-2で引き分けたが、FWの鈴木とMFの稲本がゴールを決め、日本列島が沸いた。

常州市政府との縁によって、今日から3日間中国を訪問する。

02年11月15日(金) 沖縄非凡会に向かうJAL497便内にて

とうとう出た。私の初出版物『経営の教科書』(明日香出版)が今日、新宿の紀伊国屋書店で発売になった。明日全国の大手書店に配本され、どこででも買えるようになる。
編集のSさんから「出来ました、ついに」という電話をもらったときはうれしいというか、ホッとしたというか、分身が歩き出したような不思議な感慨だ。
あとは、この子供のようなこの作品が力強く親孝行してくれると良いなぁ、としみじみ思う。
電話によれば、増刷は確実とのこと。当然だろう。最低目標は1万部。
現実目標は3万部。夢の目標は5万部だ。
今の出版界のなかでこの数字は至難であることは承知しているが、この程度をクリアしないと今までやってきた私のアホウぶりが報われない。

感動的だったのは、Tさんだ。友だち関係に頼んでくれて、「よせがきコム」なるもので出版デビューのお祝い寄せ書きを送ってくれたのだ。24人の人たち(いずれも結構有名な人ばかり)から心温まる寄せ書きが届くと、本当に感動的で涙が出そうになった。
ありがとう、Tさん。きみは偉大だ。

沖縄非凡会
幹事のYさんたちが私を驚かせるために明日香出版さんから本を取り寄せてくれていた。私も見たことがない本の実物を手にとって、しばし感動。

02年12月18日(水) 出版記念講演 in 札幌

午前6時頃起床。ホテルでメルマガ作成しシャワー。ちょうど11時になったので今日の講演会場「ホワイトキューブ」へ向かう。歩いても10分ほどで行けたが、雪だったし足元がアイスバーンなのでタクシーに乗った。

<またいつかに続く>