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めざせ!爽やかさん

年をとると無感動になる人がいるし、逆にわがままになって怒りっぽくなる人もいる。かと思うと、少年少女に逆行していく人もいたりして、人それぞれで面白い。

経営者にとっては、長年同じような経営を続けることによって生じがちなマンネリこそ最大の敵だ。
これは年令に関係なく発病する社長病の一種で、社長がこれにかかると、会社全体に感染する。

マンネリは会社経営が行きづまっている時や、絶好調の時には表れない。むしろ、そこそこうまく行っている時に訪れるもの。
悪い会社から見れば贅沢な病でもあり、経営の痛風のようなものだ。
そして、当事者が自分はマンネリだと気づいていない場合も少なくないのが特長だ。

マンネリを打破しなければならないし、マンネリにならない予防策も大切な経営課題である。

マンネリとは無縁の経営者にとっては、来週から始まる新しい一ヶ月に対して、元日のご来光を仰ぎみるような神々しさを感じていることだろう。

マンネリになっている人にとっては、「え、もう10月、早いねぇ」となる。

マンネリ打破を考える前に、今のあなたの心の状態を測定しておきたい。
例によって、淡路島にある「五色県民健康村健康道場」の例を引き合いにするが、同所では『充実度テスト』なるものを事前・事中・事後に行っている。

五色県民健康村健康道場 http://www.fyu.jp/dojo/

この充実度テストは、20問の問いに対して5つの選択肢のどれかに丸を付けていくだけで、回答者の「爽やか指数」と「不快指数」を、それぞれ100点満点で表示できるというもの。

もちろん、爽やか指数は高いほど良く、不快指数は低いほど良いわけだ。
そして同所では、

爽やか指数が50点以上あって、不快指数が50点未満の人を「爽やかさん」という。
爽やか指数が50点以上で、不快指数も50点以上の人を「お天気さん」という。
爽やか指数が50点未満で、不快指数が50点以上の人を「不快さん」、
爽やか指数が50点未満で、不快指数も50点未満の人を「無感動さん」

と呼んでいる。

何をみても心が躍らない「無感動さん」にだけはなりたくない。できれば「爽やかさん」が良いし、悪くても「お天気さん」でいたいもの。

質問内容は次のとおり。

(1) 頭も、からだも“すっきり”していますか。
(2) 木々の緑や風景(自然)に“新鮮”に見えますか。
(3) 花の香りや鳥の鳴き声(自然)に“感動”しますか。
(4) からだが“軽く”、“うきうき”とした感じがしますか。
(5) “自由”な感じがしますか。
(6) “腹が立つ”ことがよくありますか。
(7) “心配”したり、“案ずる”ことがありますか。
(8) “損・得”にとらわれることがありますか。
(9) “いやな人”“嫌いな人”が頭の中に浮かびますか。
(10)“イライラ”することがありますか。
(11)“憂鬱”な気持がしますか。
(12)“疲れやすい”と感じますか。
(13)“記憶力”や“計算力”が落ちていると感じますか。
(14)“希望”がないように思えることがありますか。
(15)“親身”になってくれる相談相手が欲しいと思いますか。
(16)“自分らしく”生きていると思いますか。
(17) 人に“親切”にすることが楽しいと感じることがありますか。
(18)“生きている”ことが楽しいと感じることがありますか。
(19)“充実感”がありますか。
(20)“感謝”の気持を感じることがありますか。

これに対して、次の5択で回答する。

・「ほとんどしない・・・0点」
・「少しする・・・1点」
・「まあまあする・・・2点」
・「かなりする・・・3点」
・「非常にする・・・4点」

集計方法は、質問1~5と16~20の合計が「爽やか指数」の得点。
質問6~10と、11~15の合計が「不快指数」の得点になる。

さて、あなたは「何さん」になったことだろう?

淡路島の断食道場では、絶食と丹田式呼吸を続けることによって「爽やかさん」に近づいていくことが出来ると指導している。

私はそれに加えて、「経営マニフェスト」を四半期ごとに更新し、いつも新鮮な目標と計画で毎朝を迎えることを提唱したい。