未分類

老けるな社長

実家の弟と久しぶりに会ったら、開口一番「兄貴、太ったなぁ。それに老けたようでもある」と言う。
太ったのは私の責任だが、加齢の方はどうしようもない。53才にもなれば、シワも白髪も目立ってくる。ジムへ行くなりして、すこしでも自然現象に抵抗するしかない。

ところが、その弟がテレビをみていても、「あれぇ、この俳優老けたよねえ」とか「この司会者もそろそろオッサンだね」などと盛んに他人様の加齢が気になる様子。

“人は自分が気になっているものが目に入る”というから、どうやら、弟は自らの加齢を気にしているのではないか。

友人の中には、30台、40台で早くも自分の衰えを口にする人もいるが、私の場合、今まで一度も自分の老いを自覚したことはない。
昨日だって19才と16才の息子二人を連れてジムへ行き、私と同じトレーニングメニューをやらせて悲鳴を上げさせ、悦に入ったものだ。

まだまだ息子に、フィジカルでも勝たねばならないと思う。

お釈迦さんが説いた四苦八苦のうちの四苦とは「生老病死」のことだが、その中の老・病・死は、ある意味で気の問題だと思う。

病は気からというが、老いも死も気から始まると考えてみてはどうか。

「老け病」にかかるから老けが加速するのだ。
「老け病」とは次のような症状を持つ人をいう。

1.他人の加齢に対して過敏になってきた
2.恥じらいがなくなってきた
3.ハラハラドキドキしたり、感動することが減ってきた
4.異性に興味がなくなった
5.貯金をしなくなった
6.旅が億劫になってきた
7.自宅で夕食をとる回数が増えてきた
8.読書量が減った、又は、厚い本を読まなくなった
9.講演会やセミナーに参加しなくなった
10.仏頂面や険しい表情が多くなった
11.運動不足を解消しようとしない
12.メタボから脱出しようとしない
13.長話が目立つようになった
14.同じような話ばかりをするようになった
15.新しい語学や技術を覚えようとしなくなった

この15項目のうち、3個以内なら無問題。4個以上8個未満は要注意。
8個以上あれば、完全に「老け病」だ。(以上、「武沢老け理論」)

「老け病」から脱出するには、心から「不老長寿」を願えるようになろう。
もう老い先短いとか、長生きしたってしようがない、などという考えは吹き飛ばすのだ。

「不老長寿」したいと心底思えるように、人生の希望と夢をもとう。
何かに誰かに恋をし、熱中しよう。

100才まで現役社長をやろう。そして101才で再度起業し、株式公開してみせよう。それこそギネスものだ。
ハニカミ王子が最年少記録でギネスに載ったが、101才のあなたが最年長記録でギネスに載るのだ。

「がんばれ社長!」は「老けるな!社長」でもある。