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経営マニフェスト

「がんばれ社長!」主催のイベントにお越しになった方に、我社の「経営マニフェスト」をプレゼントすることがある。

明後日の名古屋非凡会でも希望者に配布するし、来週金曜日の札幌非凡会でも配布予定だ。

非凡会情報 http://www.e-comon.co.jp/training_show.php

もちろん、社外秘の数字などもあるので、その箇所にはモザイクがかかっていたりするが、約30ページに及ぶこのマニフェストによって、経営者は何をどのように作れば良いのかがご理解いただけるはずだ。

我社の「経営マニフェスト」の目次は次のようになっている。

<経営マニフェスト 目次>

1.成文化の主旨と決意
2.経営理念
3.今期数字計画と四大重点テーマ
4.5年後の我社(ビジョン)
5.5ヵ年運営マスタープラン
6.今期月別売上高計画
7.今期年間損益計画
8.今期損益予実管理表
9.社長方針マンダラ
10.各部方針
・成長性と利益の確保に関する方針
・メールマガジン関する方針
・サイトとブログに関する方針
・がんばれ社長市場(仮)に関する方針
・セミナー活動に関する方針
・非凡会に関する方針
・環境整備に関する方針
・社員教育に関する方針
・社員旅行に関する特約
11.年間経営カレンダー
12.会議体系
13.各自Wish List

しかもこのマニフェスト、普段持ち歩くマンダラ手帳サイズにあわせて印刷製本されているので、手帳に差し込んで使っている。

手帳と一体なのでいつでも読めるし、チェックや書き込みも可能で、とても重宝している。
普段使っている手帳サイズに経営マニフェストを仕上げることがとても大切だと実感している次第だ。

さてこれで「今年はイケル」などと早合点して悦に入っていてはいけない。

プランが完成しただけの話で、問題は、実行とフォローとバックアップ発動である。

フォローについて。

毎月毎月、新しい実績が出てくる。当然、当初の目標との誤差が生じるし、それが積もり積もってくると相当大きなギャップになるだろう。

そこで、爆弾投下型の目標管理ではなく、ミサイル型の目標管理にする必要があるわけだ。

爆弾投下型とは、爆撃機が目標物に向かって空中から爆弾を投下するように、期首において期末に向かって目標爆弾を投下するやり方だ。
途中で風向きが変わったり、目標物が動いてしまったら、爆弾は外れる運命にある。

経営においては、外部環境も内部環境も時々刻々変化するわけで、そもそも爆弾投下型の目標管理は適さないのは当然だ。

従って、ミサイル型の目標管理を導入する必要があるわけだ。
ミサイル型とは最初に目標物をレーダーでとらえてしまう。つまり、ロックオンするわけで、これによって目標物が動いてもこちらも反応して動くので、最後には命中する。

経営において目標をロックオンするとは、頻繁に目標と実績との誤差を把握・分析し、対策を打ち続けることだろう。

もし、「絶対当たらない」と判断した場合は、やむをえず目標を変更する。下方修正(上方修正)するのだ。だから、最後には必ず目標物に命中するという経営にするのだ。

そのために我社では、経営マニフェストの「12.会議体系」において、何を、いつ、どのようにチェックするのかをあらかじめ決めておいて、ロックオン状態を確認する。

それが経営マニフェストのフォローという意味である。

次に、バックアップの発動について。

経営マニフェストのバックアップとは、うまくいかなかった時の代案を用意しておくことである。

収入を見込んで先に支出した場合、収入が入らなかったら支出分だけ赤字が出るのは当然だ。
そんな時、慌てて後手をふまないような対策を前もって考えておく必要があるだろう。
プロ野球でも全勝優勝はできない。勝率6割で首位を走れる。経営にも失敗はつきものなので、失敗を見込んでおこう。

「経営マニフェスト」を発表したとたんに、「バックアップマニフェスト」を用意し始める必要があるだろう。

少人数の会社の場合、バックアップ発動にはもうひとつ大切な意味がある。

それは、社長自身のモティベーション対策だ。

(明日につづく)