中国で「美国」とはアメリカのことなのですが、台湾で「美日」と書くと日本を意味します。親日的な台湾では、美日学校(日本語学校)の宣伝看板に、「静岡○○女子校、埼玉△△短大、東京××大学、・・」と送り込んだ学校の名前を誇っているのです。
日本語を覚えて日本に行こう、という台湾の若者は少なくありません。
彼らの情熱と努力をきっちり受け止めよう。
さて、台湾初日の夜は、こちらに永年生活しておられたFさん(今は上海在住)が知らせてくれたレストラン情報をもとに出かけたのですが、どうも店違いした様子。最初から最後まで、我々以外にお客はいませんでした。でも美味しかったですが。
そこで、二日目の昨日はB級グルメを攻めようということになり、午後は屋台村へ直行。
カメラをぶら下げて闊歩する私をうさんくさげに見る人が少なくないのですが、目が合ったりすると微笑むか話しかけてくる人が何割かいました。
「何を食べたい?」とか「それニコンだね」と。
特に中学・高校の学生たちは素直で、こちらが道を尋ねたりすると、その子の周りに友だちが集まってきます。冗談でカメラを向けると、気づいた子はピースポーズを取ってくれたりします。
なかなか日本では見られなくなったのどかな光景でしょう。
雰囲気はブログにて
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台北は多くの日本人にとって心地よいところだと思いますが、物価に関しては少々戸惑いがありました。
安く感じるものと高く感じるものとが混在しているようです。
1台湾元は約4円。表示価格のざっと4倍すれば日本円になる訳ですが、中華料理や乗り物(MRTやタクシーなど)の値段はかなり安く感じます。たとえば、初日の夜に行った中華料理店の場合、コース料理+ビール(一人一本半)を頼んで2,000元(8,000円)。それが三人分のお値段なのですから安い。タクシーだって15分以上乗っても日本の初乗り料金以下、100元(400円)しないのです。
一方、サービス業の価格は結構なお値段がします。
サウナでマッサージを頼んだら1,000元(4,000円)。プロレスラーのような屈強な男性が力技でツボ周辺をゴリゴリ押してきます。
もしクラブへ歌いに行けば、お一人様5万円なんていう請求もあるそうです。決してふっかけられたわけではなく、それがこちらの正規料金とか。サービス業全般はとても高く、そのあたりは香港と事情が似ています。
國立・故宮博物館は私にとって期待外れでした。今回は苦手な焼き物中心の展示だったせいでしょうか。以前に感じた興奮の再現はなりませんでした。それでも3時間近く過ごせました。
さあ、楽しかった台湾観光もこれにてオシマイ。
今から香港へ移動。筒井社長(太陽商事)のオフィスを訪問した後、マカオに入ります。
明日はあつ~い、マカオのビジネス戦争についてお伝えできるはず。