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上海日誌

今朝の上海は曇天で、名古屋より相当涼しい秋の気配です。

昨日の日曜日から水曜日まで、高三の長男を連れて上海に来ています。
彼の進路を決めるための旅になるかもしれませんし、単なる上海観光を楽しむ親子旅になるかもしれませんが、どちらにしても二年ぶりの長男との旅を楽しんで思い出を作ろうという企画です。

友人の池内さんご夫妻に上海のアテンドをお願いし、初日の昨日は相当ミーハー的な上海を楽しみました。お忙しいのに恐縮です。

今日は武沢がみた今の上海をお伝えしたいと思います。

リニア満席!

上海の浦東国際空港から市の中心地近くまでリニアモーターカーが走っています。
空港と浦東新区の龍陽路駅(地下鉄2号線)との間の約30キロを2002年12月31日に開通させたもので、最高速度431キロで区間を7分20秒で疾走します。なんといっても世界最初のリニア商用利用路線というわけで、私も2003年に乗りに行き、それ以後毎回利用しています。気のせいか徐々に横揺れが大きくなっているように思いますが、飛行機の離陸時のようなスピード感を味わえるのが最高です。

お値段は普通席(Economy)が片道50元(約750円)で、当日の航空券所有者は40元(約600円)で乗れます。VIP席はその二倍。
同区間を運行する路線バスに比べて値段が4倍もすることから、当初は利用客の大半が外国人旅行者で、しかも乗車率は1割前後だったと記憶しています。

しかし好調な経済発展の余波はここにも表れ、昨日のリニアは何と満席でした。しかも乗客の8割以上が中国人の観光客でした。
かつての農協バス旅行のような感じで、団体でリニアに押し寄せています。
これをみる限り、集客という面では北京五輪も上海万博も何の心配もいらないでしょう。むしろ押し寄せる客をどうさばくか、というソフトウエアとシステムの方が心配ですね。

ブランド模造品の市場

ロレックスやヴィトンはもちろん、新作映画のDVDが一本何百円で買え、有名なゲーム機のソフトだってすべて新品が何百円。
正規品ではなくコピー品を買うことがひとつの文化といえるほどに定着してきた中国の模造品。
しかし、諸外国からの圧力はもちろん、近代国家の仲間入りを目指す中国政府にとってもコピー文化は放置できない問題になってきたようで、上海有数の観光名所でもあった “にせもの市場”ことシャンヤン市場が6月30日に閉鎖されました。

この市場に出店していたお店は今、複数の商業施設に移転しています。
そのうちの一つの商業ビルに立ち寄って散策してきましたが、かつてのような客引きや強引な売りこみも減って、随分静かになっていました。当局による取り締まりが強烈だった模様です。
これがきっかけとなって、「偽物販売は割の合わない商売」というような常識が広まってほしいものです。

雑伎団

3年ぶりに上海雑伎団を観ました。最前列から3列目のステージ中央あたりという最高の席で最高のパフォーマンスを楽しみました。
丸い大きな鳥かごのような中を四台のバイクが全速で縦横無尽に駆けめぐる演目がフィナーレで興奮し、デジカメを撮りまくりました。

どの演目も3年前以上にパワーアップしていました。ラスベガスのシルクドソレイユみたく、演目を変えて客を引きつけ続けているのが上海雑伎団なのです。定期的に観なきゃ。

食事

ランチは「老北京」で北京ダック。二切れも食べればもう充分という北京ダックが多い中、ここのダックはガンガン食べられます。
皮はもちろん、肉、内臓から頭、脳ミソにいたるまで、丸ごとすべて食べても胸焼けしません。

夕食は「小肥羊」で羊肉のしゃぶしゃぶのような火鍋店。このお店が大好きな私は、上海へ来ると必ずここへ来ます。日本企業との合弁で東京にも進出予定とかで、ものすごく楽しみです。

上海ガニは9月下旬からだそうで、ちょっと早いみたいですが・・・。

<今日の予定は今から話し合って決めます>