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金で買えないバランス感覚

知ったかぶりをしない。知らないことは堂々と知らないと言おう。
ただし、どうしたら知れるのか、誰なら知っているのかを知っておくことはとても大切だ。

「己の周りに、己より優れし人物を集めたる者、ここに眠る」という米国・鉄鋼王カーネギーの墓碑銘はあまりに有名だ。彼はインターホン一つで世界中の権威に相談できたと言われている。

日本でも同様の人物がいる。松下幸之助氏だ。

氏が大学生の定期採用を始めたころ、知識を披瀝する新入社員の話をさえぎって、こう言い放った。
「あんたの話は難しくて何がなんだかさっぱりわからん。難しいことを私にもわかるように話しするのが大学出のあんたの役目やろう」


これらのエピソードをあえて大胆に要約すれば、「高度な学問や知識はお金で買える」というものだ。大切なのは、それらのものを有機的かつ組織的、そして目的的に活かしていくスキルと人間力だ。

そのために私たちは強さと柔軟さを併せもったリーダーになろう。

目先では最高の業績をあげながら、長期でもワクワクする夢をもつことだ。具体的に言えば、次の三つのバランスがとれていることでもある。

・長期と短期のバランス
・攻めと守りのバランス
・内向と外向のバランス

まず、長期と短期のバランスについて

長期持続的情熱・・・理念やビジョン、志といったものを大切に育み、一貫してそれに熱狂できる能力。
          むしろ、日に日に燃えさかる情熱と使命感。

短期的業績目標達成・・・儲かる会社、筋肉質な会社を作ること。

これらは、バランスがとれていなければならない。

攻めと守りのバランス

攻め・・・売上げを作ること。大切な目標に集中して何かを成し遂げようとする熱い想い。
     
守り・・・経費削減すること。効果が上がらないことや賞味期限が切れたことを勇気をもってやめること。

これらは、バランスがとれていなければならない。

内向と外向のバランス

内向・・・自分自身をマネジメントできること。決して妥協したり、小さな成功に満足することなく、改善改革を行い続けること。
     「今日の言葉」のマリオットのようでありたい。

外向・・・他人とビジョンや目標を共有し、役割は違っても共にベストを尽くしあえるチームワーク構築力。

これらは、バランスがとれていなければならない。