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「夢」が夢にでてきた


先日の沖縄セミナーには、現地の経営者や専門家など 10名近い方々が集まってくれた。私が沖縄に行くと必ず受講してくれる上地社長のような方がいるのもありがたい。また、米須さんや大田さんのように毎回手弁当で集客応援や会場設営をして下さる方がいて、私にとって沖縄は第二のふるさとになりつつある。

今回の受講者のなかには砂川正美さんがいた。砂川さんにお会いするのはこれで 5度目くらいだと思うが、ここ最近、沖縄でも話題の講師として活躍中だそうだ。なにしろ講演テーマがすごい。『どうしたら四人の息子全員を甲子園に行かせることができるか?』というものなのだ。

息子全員、しかも四人も甲子園に行かせた親がどこにいるだろう。長男、次男、三男は大分の名門・明豊高校(別府市)から甲子園に出場した。四男は地元の沖縄尚学高校から甲子園に出場を果たした。

昭和 36年生まれの砂川さんは、真和志高校エースとして同校を秋季大会優勝に導いた実績の持ち主。大学野球や社会人野球でもエースピッチャーをつとめ、現役引退後は、少年野球の監督に就任した。そして 4年後にチームを率いて県大会優勝を果たして全国大会に出場した。砂川さん自身が筋金入りの野球人なのである。

4兄弟は幼いころから甲子園を目標にしていた。そんな息子たちに砂川さんが授けた 5カ条というものがあるそうだ。

1.夢を文字や絵などの形にする
2.夢がかなった時の自分の姿を想像する
3.ファンを作る
4.履きものをきちんとそろえる
5.声に出してありがとうを言う

4兄弟はこれを実践し、夢をかなえた。四男の修君は、高校三年生としてこの夏の甲子園出場もめざしている。もし沖縄尚学高校が甲子園出場を決めれば、修君にとって四季連続の甲子園となるわけで注目したい。ちなみにポジションはショート、打順は 6番だそうだ。

野球の指導を通して感謝の気持ちを子供達に伝えているうちに砂川さんはある夜、「夢」という文字が宙に浮かんでいる夢をみた。

その「夢」は正美さんにこう言った。

「私(夢)をつかんでください。私たちはつかんで欲しいのです。でも多くの人はつかまないまま私たちから離れていってしまいます」。そこで正美さんはその「夢」をつかんでみた。すると夢は「ありがとう」と言いながらバラバラに砕けた。しかし、よく見たらバラバラにみえただけで実際には「ありがとう」の五文字に分解していた。翌朝、目ざめた正美さんは「夢」という文字は「ありがとう」が組合わさって出来ていることを確認した。その文字を書にして友人に触れて回ったところ、皆、感動してくれた。仲間のアイデアを得て、ありがとうでつくられた「夢」の文字をハガキやシールなどのグッズにした。「夢」「ありがとう」「息子全員が甲子園」、そんなコンテンツを持った正美さんは求めに応じて小中学校を講演してまわるようになった。そして昨年は 138回も講演をした。最近は内地からもお声がかかるという。学校の先生、教育関係の方、ビジネスセミナーの事務局の方、注目だと思う。

★夢を叶える愛言葉「ありがとう」 → http://www.yume39.com/
★砂川正美さん Facebook
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