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働く「時間」と「場所」の制約をなくせたのか


サイボウズさんとはずっと以前からご縁があって、経営チームの皆さんとも親しくさせていただいている。「サイボウズ」といえばグループウエアの代表のような存在であり、大企業をスピンオフして独立し成功されたネットベンチャーの草分け的存在である。

そんなサイボウズさんが最近、大きな社内実験とでもいうべき挑戦を行って、それに見事成功されたようである。その社内実験とは、テレワークで社員と会社がどこまで変われるか、というものである。

世の中は「仕事が一番だ」「寝食を忘れてハードワークしたい」という人ばかりではない。何らかの時間的制約をもつ人や、家庭や個人の時間と両立させたい人が多い。そうした働き手の希望をきめ細かく聞いていくと、様々なリクエストがあがってくるだろう。

・残業はできない、したくない
・ラッシュアワーでの通勤や帰宅はしたくない
・休暇をまとめてとりたい
・周りに人がいない環境で仕事をしたい
・自宅で仕事をしたい
・都合のよいときに集中して働きたい
・希望したときに休憩したい

「そんな個人的な事情をきいていたら他の社員に示しがつかない」と言われるような事情をすべてきいてあげましょう、という人事制度が作れないものだろうか。

サイボウズの挑戦は、働く「時間」と「場所」の制約をなくすことで可能になった。もともとの本業がグループウエアの会社なので、それを可能にするシステムは存在していた。そのシステムを活用すれば人事制度も大きく変えられることを身をもって証明した格好だ。

サイボウズでは「ウルトラワーク制度」という人事プロジェクトをたちあげ、働く「時間」と「場所」の制約を取り払った。その結果、育児・介護休暇制度は、妊娠がわかった時点から最長 6年間も取得できるようにした。(法律では産前が 6週間、産後が 1年半程度)

昔からある、残業できない人、異動はできない人、出張はできない人などを区分けする「総合職」「一般職」という制度ではなく、もっと弾力的できめ細かい選択型人事制度にしたという。しかもその人のライフステージに応じて随時変更も可能である。

こうした「ウルトラワーク制度」を取り入れた結果、離職率が 28%から 4%まで低下した。女性社員の比率も向上し、今は 40%となっている。しかもこの人事制度は社員の福利厚生になるだけでなく、人材確保や社員の業務効率向上にも直結することが分かってきた。

サイボウズがなぜそのような制度を導入し、どのような効果をもたらしているのかは、「サイボウズ式」で紹介されている。
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=3632

さて、今日のお知らせの本題に入ろう。

全国の各都道府県では、ワークライフバランスを推進するための支援活動を行っているが、東京都では今月から助成金制度をスタートする。テレワークのためのモバイル導入などに最大 100万円が支給される制度で、300人以下の企業が対象となる。「ワークライフバランス推進助成金制度」という。

これは、「ウルトラワーク」のような様々な人事制度の策定にかかる費用に加えて、社内イベント、テレワークのためのモバイル機器購入、グループウェア導入にも助成金が適用される。

この助成金制度が開始されるにあたり、サイボウズでは代表取締役青野慶久社長による無料セミナーを開催することを決めた。東京都の担当者も出席し、この制度について説明してくれるそうだ。

▼参加費は無料。詳細はこちら
http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=3631

日時:7 月 11 日(木)14:00~17:30
場所:ベルサール九段
費用:無料
講演内容
・サイボウズ(株) 代表取締役社長 青野慶久による講演
・(株)テレワークマネジメント 代表取締役社長 田澤由利氏による講演
・東京都ご担当者様によるワークライフバランス推進助成金制度のご講演
・質疑応答

●「ウルトラワーク制度」に興味のある方、「ワークライフバランス
推進助成金」に興味のある方は、東京都以外の方でもご参加いただく
ことができる。お早めに席の確保をお願いしたい。