Best of がんばれ!社長  武沢 信行

ベストオブがんばれ社長!社長・経営者を応援する「がんばれ!社長」ベストメッセージ(メルマガ「がんばれ社長!今日のポイント」バックナンバーより選抜公開)

ベトナム 急増する超富裕層

   

「ハノイへ行ってくる」とメールしたら「ハワイの間違いでしょ
と孫娘にたしなめられたという。
「大学生なのにハノイを知らないなんて」と冗談のような実話を聞
せてくれたツアー参加者のO氏。いまでこそハノイの知名度は低いが、
やがてハワイ並みに有名な都市になる可能性がある。

ベトナムの国土は日本の0.88倍。人口は9,550万人で日本の0.75倍。
ハノイを中心とした「北部」、ダナンやフエを中心とした「中部」
ホーチミンを中心とした「南部」があり、人口もきれいに三分して
る。
北部は首都があることから政治の中心であり歴史と文化の街。中部
は「アジアのハワイ」といわれるダナンがあることから観光リゾー
開発が盛んだ。
そして南部は経済の中心ホーチミンがありベトナム全土のGDPの半分を
稼ぎだす。どのエリアを見るかによってベトナムの印象もガラッと
わるので、最初はくまなく見るにこしたことはないだろう。

今回の第一回「多幸の会ツアー」はハノイ/ホーチミン/バンコクの
三都市を視察した。
たくさんの刺激を浴びて昨日帰国したが、印象的なトピックスを幾
かご紹介したい。

今日はひとつめ、「超富裕層が急増中のベトナム」というお題。

投資可能資産1.1億円以上を「富裕層」、33億円以上を「超富裕層」と
いうそうだが、米調査会社のウェルス-X(Wealth-X)が発表した世界の
超富裕層に関する年次報告書によると、ベトナムの超富裕層人口の
2012~2017年の期間における年平均増加率は+12.7%で、バングラデシ
ュの+17.3%、中国の+13.4%に次ぎ世界3位にランクインしたという。
それに次いで、ケニア(+11.7%)、インド(+10.7%)、香港(+9.3%)、
アイルランド(+9.1%)、イスラエル(+8.6%)、パキスタン(+8.4%)、
米国(+8.1%)が入っており、ベスト10中6ヶ国がアジアだ

ちなにみ超富裕層が多い国のランキング上位は米国、日本、中国
ドイツ、カナダである。
問題は今後の予測だが、ウェルス-Xの予想によると、2026年における
ベトナムの超富裕層人口の年平均増加率は2.7倍に達し、インドの2.5
倍、中国の2.4倍を超えて世界最高値となる見通しだ。
狙え!ベトナム、ということである。

ベトナムに急増する「超富裕層」。その増加率はインドや中国を
回るとは実に意外な発見。そのことについてハノイにあるN社のY代表
は我々にこう解説してくれた。

・・・ベトナムという国はまだ貧乏ですが国民は金持ちです。ご存
の通り、ベトナムは共産党一党独裁の社会主義の国です。国民を豊
にして政治体制を維持しようとしています。国民を豊かにするため
は収入を増加させることだけでなく、税金を安くして資産を増やし
すくする必要があります。そのため、相続税ゼロという政策をとっ
います。そのおかげで月収は5万円しかないが、親から受け継いだ財産
は何億円もあるという資産家が急増しています。
月収が5万円の若い女性が、ネットで7千円する健康食品や化粧品を買
えるのはそういう事情です。彼らは将来のために貯金する必要がな
ので収入は全部自分のために使えるのです。彼らは品質の良いホン
ノを探し求めています。
・・・

たぶんネットで買ってネットで決済という、いわゆるキャッシュ
スが大いに普及してるかと思い尋ねてみると、意外な答えが・・・

・・・
若い人たちはまだカードを使いません。ネットでの買物は現金送金
代引きのみです。もし日本にしかない優れた製品やサービスがある
分かれば、資産家たちは旅費を使ってでも日本に行き、直接目でた
かめて現金取引でそれを購入するでしょう。日本企業の立場で考え
ば、ベトナム人へのインバウンド対応にチャンスがあると私は思っ
います。
・・・

Y氏はダナン出身で37歳。日本の大学で勉強し、今も静岡に日本法人
がある。
「49歳で国会議員になり国のために働く」というY氏は日本びいき。
日本企業や日本人のベトナム進出をとことんサポートしてくれる会
を経営している。会社を設立して8年になる。最初の5年間は数人程度
の小さな会社だったが、この3年で大手からの引き合いが急増し、Y氏
の会社も社員数160人に急成長した。

ベトナムがここまで力を蓄えていたとは知らなかった。

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