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部下指導に使える「コンピテンシー」 その1

      2014/08/04

Rewrite:2014年3月21日(金)

ビジネスでの成功と、IQに代表される知的能力との相関関係はどの程度あるのか?

かつて、ハーバード大学のマクレランド教授が1973年に、「知性ではなくコンピテンシーを測れ」という論文を発表した。この論文は、成功したビジネスマンの事例を30年にわたって分析した結果をまとめたものである。その結論はあなたの推察どおり、「ビジネスでの成功とIQとのあいだには、相関関係は認められない」というものだった。

そして知的能力にかわる新しい尺度として「コンピテンシー」なるものを生み出した。
これは、成功したビジネスマンがもつ考え方や行動パターンをモデル化したもので、日本では、”成功因子”と訳されている。この論文では、人間の能力は後に説明する21の「コンピテンシー」によって、ほぼ説明がつくと書かれている。

この論文はその後、各界で反響を呼び、今では博士が見つけた21以外のコンピテンシーもたくさん発見されている。まずは、マクレランド教授の21のコンピテンシーの中から、今日は半分の10項目をご紹介しよう。

1.情報指向性・・・経営成果をあげるために必要な情報・知識を多様に求め、経営に活かしていく力。

2.分析的思考・・・カオス(混迷)のようにとらえどころのない現象の中から問題を発見し、解明していく緻密な思考力。

3.概念的思考・・・分析的思考とは逆の思考方式で、ものごとを局部でなく大所高所からとらえる思考力。理念やビジョンなど、本質をひとことで言い切るための思考力。

4.人間関係構築力・・・自分が必要とする人間関係を積極的に構築していく力、あるいはそれを保持する力。

5.対人感受性・・・要するに「デリカシー」。人間は感情のいきものと言われる。最終的には、相手の心を理解し、心に訴えることができてはじめて人を動かすことができる。

6.組織感覚力・・・自分のおかれた役割を理解し、たえず組織全体のなかで、自分のやるべきことを判断できる能力。

7.対人影響力・・・自らの立場や目標をはっきりと表明し、説得力のある言葉や行動を通じて相手を納得させ、影響を及ぼすことのできる能力。

8.強制的指導力・・・うむを言わさず、無理矢理にでも人を引っ張っていくべきときがある。大きな方向転換をするときなど、すべてに民主的に合意を作るわけにはいかない時がある。

9.先見性・・・世の中のトレンドをとらえる時代の方向感覚とでもいうべきもの。

10.達成指向性・・・「本気さ」の程度。一生懸命仕事をする、最善を尽くす、というのは当然のことであり、どれくらい本気に達成を指向しているのかという程度の問題。

<明日につづく>

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