Best of がんばれ!社長  武沢 信行

ベストオブがんばれ社長!社長・経営者を応援する「がんばれ!社長」ベストメッセージ(メルマガ「がんばれ社長!今日のポイント」バックナンバーより選抜公開)

「B 紙」と「とんちゃん」

   

「ホチキス」とはそれを発明した人の名であり、正しくは「ステープラー」と言う。ずいぶん大人になってからそれを知った。しかし、いまさら「ステープラー」なんて言えない。

読みは一緒でも漢字で書く場合は使い分けねばならない。たとえば「おじ」「おば」の場合は次のように書き分けるのが正しい。

「伯父」(おじ)・・・父または母の兄にあたる人
「叔父」(おじ)・・・父または母の弟にあたる人
「伯母」(おば)・・・父または母の姉にあたる人
「叔母」(おば)・・・父または母の妹にあたる人

そのことを知ったのはわずか数年前のことで、それ以前はたまたま漢字変換された方を使っていた。「無知」や「思い込み」とはこわいものである。

過日の東京「経営計画合宿」ではこんなひとこまがあった。

「いまからお手元の B 紙に今回の合宿の目標を書いてください」と私。
「あのぉ、B 紙ってなんですか?」と最前列の人が恐縮しながら聞いた。「B 紙は B 紙です」と言おうとしたが「模造紙ともいいますよ」
と言うと、すぐにわかっていただけた。
あとになって「B 紙」とは岐阜と愛知の方言と知り、冷や汗がでた。
子供のころからずっと「B 紙」と言われてきたから日本中「B 紙」というものだと信じ込んできた。人間、何歳になっても「無知」や「思い込み」は見つかるものだ。

さらにこわい「思い込み」に気づかされたのは先週の木曜日、広島のセミナー会場でのこと。講義の中で私がいつものように、「最近、久しぶりにとんちゃんのお店に行きましてね」と話したところ、一人の受講者が挙手をした。

「先生、とんちゃんって何ですか?人の名前か屋号ですか?」と聞く。
ああ、この方は庶民的なあの「とんちゃん」を食べない人なんだと思い、最前列の受講者に「とんちゃんはご存知ですよね」と確認した。
すると「いえ、初めて聞きました」と素っ気ない。「そんなバカな」と皆さんに確認したところ全員がご存知なかった。

おかしい。通じないのは広島だけだ。関西なら「とんちゃん」はバリバリに通用する。そう信じて翌日の大阪セミナーに臨んだ。気になっていたので開会前に質問した。
「セミナーに関係ない話題ですが、とんちゃんをご存知ない人ってどれぐらいみえますか?」全員、きょとんとしながらも手をあげた。
大阪でも「とんちゃん」にとっては厳しい現実があったのだ。

私はいままで全国各地で「とんちゃん」、「とんちゃん」と連呼してきた可能性がある。その都度、受講者の頭に「?」を点灯させてきたのかと思うと恥ずかしいやら申し訳ないやら。「B 紙」につづく痛恨の極みといわざるを得ない。

セミナーが終わり、名古屋にもどって「とんちゃん」を検索したところ、1ページ目は名古屋の店ばかりがヒットした。案の定というべきか。
「とんちゃん」とは赤味噌ベースのタレにつけた豚のホルモン等を焼いて食べる焼肉のことをいう。「赤味噌がタレの決め手になるので名古屋名物なのは当然なのかも」とネットにあった。
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「方言」と「思い込み」は誰にでもある。今後も出るかもしれない。
次からは受講者の表情にもっと気をくばりながら話すことにしよう
もしメルマガで私の方言と思い込みを発見されたらすぐにご一報いただきたい。御礼に「社長最前線!」の最新号をプレゼントさせていただこう。

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