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「がんばれ!社長」のどんな点がお気に入りですか?

「今、不満なことや自分でも嫌だなと思っていることはなに?何個でも良いから聞かせて?」と言われたら。

1.早起きが守れていないこと
2.体重がなかなか減らないこと(むしろ増えている)
3.読書量が減ってきたこと
4.業績が予定どおりでないこと
5.大切な仕事のプロジェクトがあとのばしになっていること
6.親や家族と話し合う時間が減っていること
7.友だちと遊ぶ時間が作れていないこと
8.休肝日が守れていないこと
9.健康診断で問題を指摘されていること
10.血圧が高いままであること

・・・・・etc.
このままスラスラと20個でも30個でも書けそうだ。

反対にこう聞かれたらどうだろう。

「今、幸せだな、ありがたいなって思うことを教えて。何個でもいいから」

1.多少の問題はあるが毎日元気で過ごせていること
2.親も家族も皆、健康に過ごしてくれていること
3.好きなことに時間やお金を使える自由さがあること
4.これから先、何をしようが自由であること
5.家族と良好な人間関係が作れていること
6.仕事で自分を(我社を)必要としてくれる人がたくさんいること
7.「会おうよ」と連絡すれば会ってくれる友だちが一杯いること
8.毎月の収入が安定し、将来の生活の不安もそれほどないこと
9.将来に対して希望や豊富がたくさんあること
10.読書と座禅が好きなので決してヒマを持て余すことはないこと

・・・・・etc.

不満なことに比べれば、満足していることを書くのには時間がかかる。だが、10個ぐらいなら問題なく書けるだろう。

ドイツの哲学者ショーペンハウエルの言葉にこんなのがある。

「幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる」

不満と満足、不幸と幸福、どちらに気持ちを集中させるかで気分が随分変わってくるものだ。

これは小手先の技法やごまかしなどではない。人生が豊かになるか、不毛になるかの二者択一の哲学の問題である。どうせなら、人生が豊かになる考え方を身につけたいものだ。

社員にも聞いてみよう。

「うちの会社で働くうえで、不満や不安は何?」と聞いてはならない。
「うちの会社で働くうえで、満足していることは何?」
とまず聞こう。

お客にも聞こう。
「我社の製品・サービスの問題点やご不満な点はありますか?」ではなく、
「我社の製品・サービスのどんな点を評価されていますか?」
とまず聞こう。

その上で、必要ならこう聞こう。

「さらに大きな満足を得ていただく上で、今後どのような期待を寄せられていますか?」

思考プロセスをちょっと変えるだけで気分が変わり、人生も変わる。