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大阪にて

●先週土曜日、「関西経営者倶楽部」さんで講演するため大阪へ向かった。主催者は「社長を元気にする事業再生家」の洲山社長。

★洲山社長の会社→ http://gmmi.jp/

●会場に到着し、洲山社長にあいさつすると「武沢さん、この会の会長です」と紹介されたのはゴトウ経営の後藤昌幸社長だった。

私は思わず「アッ」と声がでた。
そう、あの後藤社長なのである。

●滋賀ダイハツグループのオーナーであり、全国の経営者が信奉する名経営者なのだ。ご著書も多く、私も何冊か拝読した。
とくに、「赤字は悪や」「教育はすべての業務に優先する」などの哲学を氏の著書を通して叩き込まれた私にとっては、一度はお目にかかりたい方だったのだ。

●「今日はご講演よろしくお願いします」と後藤会長の方からあいさつされ、恐縮することおびただしい。そんな空気のなか、後藤会長には最前列でお聞きいただきながら講演がはじまった。

★講演会の風景→ http://on.fb.me/qZxGXM

●90分の役目を終えてホッとしていたら、後藤会長から直々に「すばらしかった」と新たな講演依頼を頂戴した。
『輝き塾』という勉強会を東京と大阪で開催されていて、そちらでも話してほしいとのお申し出。当然、ありがたくお引き受けした。

●なごやかな雰囲気で懇親会も終了し、有志で大阪の夜の街に出た。

「ドーン、ドーン」と腹にひびく音がする。淀川の花火大会らしい。

「ちょっと見てみたい」と私が言うと「何とかします」とT社長が、ある一部上場企業のビルまで連れていってくれた。我々はそのビルの最上階にある快適な一室を占領し、淀川を真ん前に見下ろしながら花火を満喫した。人脈の力は絶大である。

●翌日の日曜日は「なんばグランド花月」で吉本新喜劇を観た。

寄席で落語を聞くことはあるが、ライブで漫才や喜劇を観るのははじめての経験。あらかじめネットで入手しておいたチケットは最前列だった。汗や唾が飛んでくる。芸人の顔が紅潮し、体温までもが伝わってくる位置でお笑いをみると、テレビの10倍はおもしろい。たこ焼きに缶ビールを楽しみながら観る演劇もいいものだ。

●笑い飯、スマート、笑福亭仁鶴、トミーズ、中田カフス・ボタンなどおなじみの芸人のあと、新喜劇がはじまった。

「本日の舞台は8月20日、毎日放送系テレビ局で放映されます」と場内放送されると満員の客席がドッと沸く。場内を見まわすと立ち見まで出ている。

●住友生命の調査によれば、男性が笑顔でいる時間は一日あたり75.6分であるのに対し、女性は161.1分と二倍強である。笑う時間と寿命は何らかの関係があるのかもしれない。

→ http://www.sumitomolife.co.jp/news/100812.pdf

●2時間半のお笑いステージを満喫し、満員のお客がエスカレーターで出口に急ぐ。出入口近くでは吉本興業オリジナルの土産が売られている。たくさんのタレントを抱えているだけに、東京ディズニーランドやフジテレビの土産コーナー並みにグッズや食品が売られているのだ。そんな中で今もっとも力を入れている新しいお菓子がある。

北海道銘菓『白い恋人』のパロディで『面白い恋人』という。
昨年発売と同時にネットで話題騒然となったお菓子で美味しいらしい。

●さすが吉本、販売員の口上もふるっていた。

「今一番人気の『面白い恋人』。ここ、難波の花月だけで売っています。他の花月では売っていません。北海道では絶対!売っていません」

★面白い恋人
→ http://gurutabi.gnavi.co.jp/gourmet/cat4/omoshiroikoibito_osaka/

大阪は食いものだけじゃない。「また笑いに来よう」と一人ニヤニヤと駅に向かった。