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沖縄へのフライトにて

●今朝のJALで沖縄へ来た。

今日から二日間、ナハテラスで「和僑会アジア大会」が開催される。
和僑会として最大規模のイベントで、昨年、中国の深センで行われた第一回大会につづくもの。

●来年の大会には香港と上海が立候補していて、その決選投票も今回行われる。民放キー局の取材もあるそうで、世界の和僑会もいよいよ勢いが出てきた。

●初日の今日は、ビジネス交流と幹事会が開催される。
幹事会では今後の和僑会のあり方や運営法について議論される。そのあとの前夜祭では、有志があつまって泡盛で気勢を上げることになるだろう。

明日の二日目がメイン会議の日。
開催地区沖縄のビジネスピープルもたくさん動員されて、講演会や分科会セミナー、ビジネスマッチング、本会議などが行われる。
私も朝一番の分科会で『大交易時代の和僑流経営』という演題で80分講演する。

●今回は各地の和僑会から数百名がここ沖縄に集まるが、出席地区は次の通り。

沖縄(幹事地区)、北京、上海、広州、東ガン、シンセン、台湾、シンガポール、タイ王国、北海道、東北、東京、京浜多摩、中部、関西、九州の合計16エリアの和僑会が参集する。

詳しい内容は来週ご報告できると思うが、海外ビジネスに関心をお持ちの方は来秋のこのイベントに参加されてはどうだろう。

●さて、今日の沖縄はあいにくの曇天。

私にとって今年四度目の沖縄だが、どういうわけか今年はずっと雨にやられてきた。そのおかげで眼下の景色に目を奪われずに済み、全時間を読書に充てられた。
今回は三冊読破した。まずは献本していただいた次の二冊。

・『資料を送っておいてと言われたらチャンスと思え!』(大塚寿著、双葉新書)
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=2759
・『ネットで成功しているのは <やめない人たち> である』(いしたにまさき著、技術評論社)
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=2760

●最初の大塚さんの著書は、営業という仕事に喜びや使命感を感じていない人に読ませてあげてほしいものだ。

営業という行為、販売という行為そのものに否定的な感情をもっていたらその人は伸びないし売れない。その反対に、人に会うのが大好きで、人と会っていないと気が済まない、という人もかえって大成しない。
営業に否定的な気持ちをもっている人がちょっとした気づきを得て営業力を高めることに真摯なアプローチを始めたら、その人のほうが大成できると思う。私の30代がそうだったし、周囲にいる優れたセールスパースンもそうした人が多い。

ある意味、技術者のアプローチと同じ科学的視点をもつことが営業社員にも求められている。
この一冊は営業マンに読ませるだけでなく、経営者にも読んでおいてもらいたい。

●いしたにさんの著書は全国の著名ブロガー110人にツイッターを通してアンケート依頼し、その回答をもとに書きあげた本。いままで共著で数冊書いてこられたが、単独での執筆は初めてとのことで、「私の書きたいことはもう全部書いてしまいました」とある。

<続けよう>とがんばることも結構だが、<やめない>という姿勢のほうが大切のようだ。ネットでの発信をやめないということは、その人にログがずっと残っていくこと。ログのある人、ログのある会社になろうという著者のメッセージは新鮮だった。

ただ、アンケートに協力した一人として、せめて一行でも良いから返答内容を取り上げて欲しかったというのが率直な気持ちだ。発言をスルーされてすこし拍子抜けした感がある。

それはともかくとしても、ネットで<やめない>人になろうという方にはおすすめの一冊。

●あとの一冊は齋藤孝著『1分で大切な仕事を片づける技術』(PHP研究所)である。
これまで著者の本には無縁だったが、最近仕事が溜まり気味だったのできっかけを求めて空港の書店で手に入れた。

この本は想定読者が若いビジネスピープルのものなのだろう。
「パーティでの過ごし方」(一人と出会えば充分と考える)のくだりなど、収穫は限られていたが本代(1260円)は充分回収できた。

「1分間でここまでやる」という覚悟を決めて取り組めば、1分ってばかにならないんだと気づかされた。

今日はここまでにしたい。