Best of がんばれ!社長  武沢 信行

ベストオブがんばれ社長!社長・経営者を応援する「がんばれ!社長」ベストメッセージ(メルマガ「がんばれ社長!今日のポイント」バックナンバーより選抜公開)

元・墓地少女の世界一周ひとり旅

      2016/05/06

夜、仕事を終えてオフィスに施錠をする。どういうわけか、このビルの常夜灯は20時を回ると消えてしまう。エレベータまでの廊下を歩く。シーンと静まって、まっ暗でとても恐い。いい年しながら小走りになることもある。以前に映画やテレビで見たこわい場面を想像してしまうのだ。お化けが恐い、暗いところが恐い、というのはそうした先入観を与えられたものだけの”特権”で、何もしらない子どもは暗い場所でも平気らしい。

子どものころ、ひとりで毎夜、墓地で三ヶ月暮らした少女がいる。最初は公園だったが警察官に補導され家に連れもどされるのだ。家ではまた虐待されるので、彼女が見つけた究極の寝床兼自分専用プライベートスペース、それが墓地だった。「ここなら警察も大人たちもやってこない」、子ども心に自分だけの作戦基地を手に入れたみたいで嬉しかった。「段ボール中学生」ならぬ「墓地少女」である。

あれから20年経った。今年8月のある暑い日、知人の社長が「紹介したい人がいるので会ってほしい」と一人の女性を連れてこられた。それが墓地少女だった。つい先日、彼女は世界一周356日の旅を終えたばかりだという。世界一周の証なのか、よく日焼けされた健康美人だった。彼女にそんな辛い幼少期があったとは思えないほど溌剌颯爽とされている。

お名前は徳満 舞(とくみつ まい)さん。広島県呉市出身で、名古屋で働いて貯めたお金300万円を口座に入れて去年の夏、旅に出た。そして今年の原爆記念日(8月6日)にあわせて世界一周を終え、故郷・広島にもどった。いま、仕事の関係で名古屋にお住まいである。

356日かけて世界44か国を回った。英語がまったくできなかったので、最初はニュージーランド人の知人の家で3ヶ月ホームステイし、英語を特訓した。受け入れ先の家庭では、舞さんがあまりに英語ができないので日本に送り返そうとした。今までにも「英語が苦手」という日本人がたくさんホームステイに訪れたが、舞さんの場合、筋金入りだった。義務教育の時間が足りていなかったのか、アルファベットから教える必要があったのだ。夕食のあとおばあちゃんが「お腹はふくれたかい?」と英語で聞いてきた。舞ちゃんは返事の仕方が分からず、お腹がふくれている仕草を見せたがおばあちゃんには伝わらなかった。「もっと食べたい」と思われたようだ。もう一枚新しいピザを舞ちゃんのために焼いた。舞ちゃんは懸命に食べた。「どうだい?」とまた聞かれた。そしてまたピザが出てきた。

おばあちゃんは、「こんなに食べる子みたことがない」と思った。「マイ、もう出せるものがなくなってしまったのよ、ゴメンね」と謝るおばあちゃん。舞ちゃんは自分の表現力の乏しさが悲しかった。そにれ、おばあちゃんに迷惑をかけ、そして食べすぎでおなかがとても苦しくて、泣きそうになった。

次にアメリカへ渡った。アメリカを東西南北に縦断した。「どこから来たの?」」「どこへ行くの?」と毎日聞かれた。日本の広島から来た、というとみなヒロシマを知っていた。原爆を落としたアメリカだから有名なのは当然としても、ヒロシマの名は世界中どこへ行っても誰もが知っていた。「今はヒロシマに人が住んでるのか?」と聞かれることも何度かあった。

彼女は夜学の高校を卒業したあと愛知県の日本福祉大学で福祉を学び卒業した。そのまま愛知県の公務員として児童福祉の仕事に携わった。数年間その仕事をし、去年退職して一年の世界旅に出た。彼女の幼少期のできごとは壮絶すぎて、とても私がここでは書ききれるものではない。舞ちゃんは、とにもかくにも立派な社会人となって、お金を貯め、世界に羽ばたいた。天は彼女に才能を授けていた。それは人とコミュニケーションする力であり、堂々とプレゼンする能力と、文章表現力も与えた。そして、陽転思考の才も与えていた。とても辛いできごとなのに、どこか第三者的に飄々と語る。

彼女はいま無職だが、すぐに再就職するつもりもない。まずは世界一周を終えたばかりの今、それを本にするための執筆に日々忙殺されている。出版社はまだ決めていないが、いざとなれば Kindle出版でも自費出版でも出すつもりだという。

私は舞ちゃんの話を聞いてその場ですぐにオファーを出した。

「がんばれ!ナイト」でスピーチしてほしい、と。彼女は快諾してくれた。あなたも舞ちゃんに会いに来ませんか?

9月28日(月) 名古屋がんばれ!ナイト 徳満舞さん講演 開催決定

がんばれ!ナイト徳満舞さん講演
http://www.e-comon.co.jp/session/?p=5881

テーマ「世界一周を前半生の区切りとして今わたしが思うこと」

・講師:徳満 舞さん

・日時:9月28日(月)午後6時20分~8時20分(受付開始6時)

・会 場:名古屋丸の内 清風ビル2階 第一会議室
名古屋市中区丸の内三丁目21-25 清風ビル
地図→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=3877

・受講費:一般5,400円、女性3,240円、学生2,160円、
中学生以下 500円
・定員:25名
・主催:有限会社がんばれ社長 武沢 信行
・懇親会:希望者で懇親会(8時45分~10時半)約4,000円

世界一周画像をおみせしながらの感動講演になります。

こんな方に足を運んでいただきたいと思います。

・元気や勇気を得たい方
・世界一周旅行(1年)を150万円で済ますことに興味がある方
・福祉や介護などに興味のある方
・舞ちゃんの話を子どもに聞かせたいと思う親
・徳満舞さんに出版を頼むかもしれないと思う方
・徳満舞さんをリクルートしたいとお感じの方
・まずは一度、徳満舞さんに会ってみたい方

がんばれ!ナイト徳満舞さん講演
http://www.e-comon.co.jp/session/?p=5881

徳満舞さん Facebook(ご本人に紹介許可を得ています)
https://www.facebook.com/profile.php?id=100006515384830

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