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ウィークリー雑感


本気さを引き出す

ある日のこと、
「武沢さん、今回のプロジェクトを成功させるために、あなたはどのような新しいリソース(資源)を提供してくれますか」と質問されました。
「え、どういう意味ですか?」と逆質問すると、彼は「あなたは今回、審判でも観客でもなくプレイヤーです。一人のプレイヤーとしてチームのためにどのような貢献をしていただけますか」と彼。

彼の名は大橋禅太郎さん。『すごい会議』、『すごいやり方』などのベストセラーを著す日本屈指のビジネスコーチです。

愛知県のある会社が社内改革のために『すごい会議』のやり方を導入することにしました。その社長と友人だった私にもメンバーとして参画してほしい、と要請があり、初ミーティングに参加するなり冒頭の質問を受けた私。

こんな「がちんこバトル」になるとは思っていませんでした。あくまで私はオブザーバーのようなつもりで、大橋さんのコーチぶりや、この会社の変容ぶりを見とどけたかったのです。
しかし大橋さんはそんな生やさしいメンバーの存在を許しませんでした。そればかりか、他のメンバーにも「空砲での射撃練習」を許しませんでした。あくまで、「実弾射撃」でミーティングを進めるというのです。つまり、この会社の主力製品の売上げを半年以内に二倍にするというチャレンジテーマをもって毎回のミーティングをやることが決まったのです。

「あれよあれよ」という間にメンバーは目標を鮮明にし、役割分担と個々の目標に対するコミットメント(誓約)をしていきました。
メンバーの中には、途中で挫折して退職する人も出たり、批判の声も上がりましたが、責任者であるY社長が大橋さんを支持し、紛糾もおさまりました。

「新しいリソースを使え」という号令のもと、私もY社長も飛び込み営業をやったりして、新マニュアルの完成度を高めていきました。

そして半年後、売上げは1.5倍以上になりました。目標にはわずか届きませんでしたがメンバー全員が大きく成長し、手応えをつかみました。

得られた成果は数字だけではありません。新しいことに挑戦する時には新しいリソースが必要なんだという貴重な体験をしました。

ベテラン社員が、「むかしとったきねづか」(以前鍛えた腕前)で仕事をするのは悪いこととは言いませんが、その真逆にある「新しいリソース」を発揮した挑戦も欠かせないと言うことです。

■KY社長、さようなら

「KY」(けーわい)な社長になってはならない。

この場合のKYとは、「空気が読めない」の略ではなく「決算書が読めない」の方である。

KYな社長は次の問いに答えられないはず。

・自己資本比率がどれだけあれば良いのか
・現預金は月商の何ヶ月分あれば良いのか
・借入金はどの程度までなら大丈夫なのか
・在庫はどの程度まであっても大丈夫か
・売掛金は月商の何ヶ月分以内にしておきたいか
・経費はどれくらいが妥当か

「自分もKYかも知れない」と思ったらこの本を読もう。↓

世間も案外「KYな社長」が多いから、決算書を知り尽くして経営する社長はそれだけで競争優位に立てるはず。

■『社長のための決算書の読み方』2008年改訂新版・CD-ROM付
社長として、収益増大へ《万全の手》をどう打つか??。社長としての決算書の押さえどころと、経営への手の打ち方について、専門の知識が一切なくても体得できるようにまとめらた、まさに社長が「数字に強くなる絶好の書」と、発刊以来、全国の経営者から絶賛のベストセラー書。

★社長のための決算書の読み方(西村昌彦 著、日本経営合理化協会)
http://www.jmca.net/books/kessan/kk.php?&id=89

■6月18日(水) 東京オープンオフィスサパー開催

どなたでもノーアポでお越し頂ける「がんばれ社長!」東京オープンオフィスイベント。今回は初めて夕食会を開催します。
6月18日(水)、午後7時開会、9時半閉会、出入り自由。
自慢の酒、つまみ、料理のうち何か一品持参でご参加ください。当方では紙コップだけ用意してお待ちしています。

★「がんばれ社長!」東京オフィス↓

東京都港区 西新橋3-15-8 虎ノ門デュープレックス リズ 1503号
電話:03-3433-7681