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夢らしい夢をみよう

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「おい、起きろ。これは夢なのだからちゃんと目覚めろ」と自分に言い聞かせ、思いきり意思の力をはたらかせて夢からさめた、という経験がおありだろう。私も何度かある。

また、せっかく良い夢をみていたのに途中で目ざめてしまい、もう一度続きを見ようと決めて本当に続きを見たこともある。

人間に夢はつきもので、意思の働かないところでいろんなことを考えたり想像したりしている。夜中にみる夢だけでなく、心に描く未来の夢もある。どちらにしても、人に夢と書いて「儚い」(はかない)と読む。人間がみる夢なんて儚いものさ、と解釈してもよいが、私は、人間の一生そのものが一夜の夢のように儚いものではないかと思っている。

人間の一生が短いか長いかは主観によるが、死期が近づき、人生をふり返ってみたとき、「なんて短い一生だったのか」と思う人が多いようだ。辞世の句などでそのような述懐を残している。

『敦盛』の一節を愛した信長は、大切な局面でよく能を舞った。

「人間五十年、化天(げてん)のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり…」

化天とは化楽天(けらくてん)ともいわれ、仏教が教える天界のひとつ。人間の 800年が化天の一日で、しかも化天の平均寿命は 8000歳というから、人間の 23億 3600万年が化天に暮らす人の一生となる。それを思えば人間の一生(当時 50年)なんて、「おい、起きろ」の夢幻の如くである。

その信長を敬愛してやまなかった秀吉は、「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」と辞世に詠んだ。

家康の場合は、「嬉やと 再び醒めて 一眠り 浮き世の夢は 暁の空」。上杉謙信は、「四十九年 一睡夢 一期栄華 一盃酒」と言っている。49年の我が人生も一睡の夢のようなもので、この世の栄華も一杯の酒のようなものだ、となる。

道元禅師は「夢中に夢を説くのが仏の教え」と言っている。人の一生は夢のようなもので、その人に向かって夢をみているのだよ、と教えてあげるのが仏なのだという。沢庵和尚は、死の瞬間に「夢」と大書した。松尾芭蕉は旅先で「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」と詠んだ。

お市の方も柴田勝家も辞世の句に「夢」を使っている。

すべてに夢が出てくるではないか。

人の一生は夢。すぐにさめるものである。

どうせ儚い夢だとすれば、小さい執着を手放し、思い煩ったりためらったりするのはやめて、一瞬一瞬を大切に、存分に大暴れしてやろうと考えよう。どうせすぐに終わるのだから、夢らしい夢をみてやろう。

その夢は、モノクロからカラーへ、カラーからハイビジョンへ、さらには、その上のスーパーハイビジョンという具合に、最先端の映像技術や音声技術を駆使し、心躍る最高の夢舞台にしたい。その原作、脚本、監督、主演はあなただし、意外に観客は自分ひとりだったりする。

みんな、他人の夢映画をみているヒマがないはずだから。

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