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魅惑的なコピー

若い女性が営業目的で飛び込み訪問してきた。立ち話ししたあと、「あのぉ、『がんばれ社長!』って素敵な社名なのですが、どのような活動をされているのですか?」と聞かれた。

「う~ん、話すとちょっと長くなるのですが、メルマガを書きながら時には本を書き、セミナーや講演もやるし、異業種交流会なんかもやってます。ま、要するに社長にがんばってもらうのが仕事なんで、それで『がんばれ社長!』にしました」

「へぇ、すごそうですね」と彼女は言ってくれたが、本当は全然わかっていないだろう。
彼女の理解力に責任があるのではなく、こちらの伝え方に問題があるのだ。

トム・ピーターズは自分や自社を世間に伝えるときの表現力が大切であるとして次のようなことを述べている。

・・・
陳腐な言葉がならんだ自己紹介ではなく、すこしはあなたの顔が見えるような表現をしよう。
たとえば、
・セクハラ訴訟を避けるエキスパート。私の名前は25の新聞・雑誌に取りあげられた
・金融サービスと小売業に豊富な経験をもつ○○○
など、はっきりと正確に伝えることが大切。(若干、見栄がはいっても)それがブランドであり、そのために次の設問に答えていくことで表現力を高めよう。

1.自分はいったいどういう人間か
2.自分の商品(うりもの)は何か
3.それは何がスペシャルなのか
4.類似商品とどこがどう違うのか
5.その信頼性をどう表現すればいいのか
6.自分がすすんでいることをどう伝えればいいのか
7.自分がカッコいいことをどう伝えればいいのか
8.日々磨き上げていく腕(これだけは誰にも負けないという技能)
9.過去の実績(自慢できるプロジェクトがいくつあるか)
10.世間の評判(口コミはおそろしい)
11.見た目(身だしなみは大切だ、そして名前も・・)
12.話術(説得力、表現力)
13.ひとがら・個性(いちばん大切なのは、あなたらしさ)
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インターネットや口コミを通して言葉とイメージが一人歩きしていく。あなたのキャッチコピーが実態を正しく反映させたものであり、会う前から期待を高める役割をしてくれれば成功だろう。

少なくとも飛び込み訪問の営業マンや交流会で名刺交換した相手が、帰社してからあなたのサイトにアクセスし、注意深く読んでくれるような魅惑的なキャッチコピーを作ろう。

実は、あなたの志やビジョンの作り方も、これとほぼ同じだと思う。