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いつも勝ち抜く経営者になるために

日本のITベンチャーに勤めていた知人のH君が一念発起して中国へ渡った。
「心からこみ上げてくる情熱が欲しい」と、思い切って脱サラし、上海の語学学校へ通いつつ、彼の地で新たなビジネスチャンスを探した。

それから一年が経ち、H君はしみじみとこう語る。

「日本の組織では満たされない何かを求めて、急速に発展する中国に来ました。たしかに街はものすごい勢いで変化し、成長している。それだけでも充分刺激的だし、仕事も軌道に乗って、スタッフを雇えるほどまでになった。だが、自分自身の心がまだ満たされないという意味では、日本にいるときと変わらない。」

どうやら、外的な環境を変えることと、内なる自己を充足させ、自己実現していくこととは別物のようである。

私は、みずからを内側からマネジメントしていくことをインナーマネジメントとよんでいる。また、自己の外側に起こる出来事に対処することをアウターマネジメントとよび、それぞれを区分けして考えるようにしている。
今日、大都市の書店で発売になった私の新刊
「がんばれ社長!『勝ち抜く経営者』の絶対法則・・志経営のすすめ」は、インナーマネジメントに成功することを目的に書いた。

外的な環境がどのように変わろうとも、それに対応するインナーのマネジメント手法をマスターすることが、真の意味での「勝ち抜く経営者」の絶対法則ではないかと思うからだ。

心から価値ある「志」をもち、それを軸にして人生や会社のマネジメントをしていこう。そのためには、あなたならではの「志」を作ることがすべての始まりだ。

私たちは、こうした内向的な作業をきっちりやれる民族だと思う。この新刊で述べた「勝ち抜く経営者」になるための「志経営」の手法をマスターされ、その後、あなた流にアレンジさせて発展形を作っていってほしい。

あなたが今以上に「志経営」に目覚めていったとき、日本は経営の精神世界をリードする国になるに違いない。私はその潜在能力と適性が日本人のなかに充分備わっていると信じている。
サムライや武士道を過去の話に終わらせるわけにはいかないではないか。

私の新刊
esブックスさんオリジナル特典があります。

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