資金がない。でもアイデア(技術、経験、情熱、ノウハウ)がある。そんな人が資金を調達する方法は銀行融資か株主募集しかないのだろうか?
いやいや、ネットで資金を集める方法がある。企業や個人が目的実現に必要な資金をあつめるためにインターネットで一口出資者を募ることが可能だ。それを「クラウドファンディング」といい、かなり利用者が広がってきているようだ。
プロジェクトの目的や理念は何でもよい。たとえば、「私のビジネスを応援して下さい」、「私たちのこの夢を実現するために資金協力をお願いします」という事業目的の出資者募集もあれば、「途上国で飢餓に苦しむ子供たちに食糧を送ろう」などの社会活動目的でもよい。
「私の学園生活を応援して下さい」と女学生が出資者募集したところ、「遊ぶための資金まで集めている」「単なる甘えではないか!」と批判を集めてしまったこともある。従って、しっかりした計画と定期的な活動報告が必要なのは言うまでもない。
出資者の目的やメリットは大きく分けて三つある。
1.一切の見返りを求めない「寄付型」
2.配当などの金銭的なリターンを求める「投資型」
3.商品やチケットなど、金銭以外のリターンを求める「購入型」
こうした「クラウドファンディング」は個人や会社のホームページで出資者を募ることも可能だが、それを手助けしてくれる専門サイトがある。日本初のクラウドファンディング支援サイトが「レディフォー」で、こちらの特長は「購入型」の資金を集められること。ただし、募集期限内に予定金額が集められない場合はすべて無効になる。つまり、集まったお金だけで何とかしよう、ということはできない。
★「レディフォー」→ https://readyfor.jp/
レディフォーのホームページを見ると出資者を募集中のプロジェクトやすでに動き出したプロジェクトが分かる。
なるほど、これは便利な時代だ。
あなたも「クラウドファンディング」を検討してみよう。