ウィークリー雑感

ウィークリー雑感


■棋士の収入

プロ棋士は原則として名人戦と竜王戦の双方のクラスに所属しています。順位戦のクラスは、A級、B級 1組、B級 2組、C級 1組、C級 2組の5つがあり、A級の優勝者だけが名人挑戦権を得ます。したがって、順位戦初参加から名人挑戦までには少なくとも 5年かかるわけです。各クラスの定員は、名人 1名を除いて、A級が 10名、B級1組が 13名であり、B級 2組以下は定員が定められていない。もし C級2組から陥落すると、順位戦に参加できない「フリークラス」となります。

竜王戦(竜王ランキング戦)のクラスは 1組から 6組までの 6つあり、番号が若い組に在籍する棋士ほど竜王挑戦権を得やすいシステムになっています。各組の定員は、竜王 1名を除いて、1組 – 3組が 16名、4組 – 5組が 32名、6組は定員の規定がありません。上の組と下の組との間では、毎年、原則として 4名ずつが入れ替わります。

気になる棋士の収入ですが、プロスポーツのように観客から入場料を取るわけではないので、各タイトル戦や棋戦を主催している新聞社からの対局料が中心になります。基本給のようなものがあります。それでも歩合給(対局料)の比率の方がはるかに高く、タイトルホルダーになれば優勝賞金なども手に入ります。人気が出るとテレビの解説や講演、大会審判料なども入るようになり、かつて羽生さんが七冠王になったときなどは一億を突破したと報じられました。

一局あたりの対局料は、棋士の実績に応じて数万円から数十万円と言われています。講演家の講演料とあまり差がありません。当然、対局数が多くなるほど収入が増えるわけですが、弱い棋士はトーナメント戦の緒戦で負けるため、対局数が増えずに低収入になります。ちなみに各クラスごとの月額給料は、90年代半ばのデータですが名人
が 106万円、Aクラス在籍者で 65万円、C2で 16万円、などとなっているそうです。興味深い世界ですね。

■あるトランペット演奏家の話

カラヤンが再び売れていると聞きました。そういえば以前、あるトランペット奏者からこんな話を聞きました。

「いつもの曲をいつもの指揮者のもとで演奏したあと、今後はゲスト指揮者として世界的に有名な方の指揮で別の曲を演じました、すると、まるで魔法にかかったように音楽にまとまりが出る体感をしました。聴衆からお金をもらい、聴衆のために音楽を奏でているのに、指揮者ひとりの存在で仕事の出来映えがガラリと変わる、実に不思議な経験でした」

私たちもお客のために仕事をしているわけですが、指揮者であるリーダー次第でまとまりがガラッと変わることを知っています。

カラヤンのような名指揮者を目指しましょう。

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●『ウオダイ物語』 <概要>
港で仕入れた魚を大八車で引き売りする商売を始めたのが初代の代吉(だいきち)。二代目の孝夫(たかお)が野菜を覚え、三代目の千博(かずひろ)が肉を覚えた。これで「魚・野菜・肉」が揃う食品スーパー「ウオダイ」の完成である。ここまでに半世紀の歳月を要した。親子孫の三代で完成させたビジネスは、地域になくてはならない店になっていく。しかしバブル経済崩壊後の長びく不況にデフレ、リーマンショック、さらに過激な競争環境が「ウオダイ」と千博をむしばんでいく。よもや、五十を過ぎてから鮮魚市場でネコ引き(荷物運び)の仕事をする覚悟までせねばならないとは…。そこにはいったいどんな浮沈の物語があったのか。
★小説 企業家列伝 一.「ウオダイ物語」
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●『アジアの小太陽』(上巻) <概要>
香港着任早々、華僑の大物・リチャード・サンと飛行機で会い、ファミリー夕食会に招かれる。そこで生涯の友となる篠田雄二と出会う。中国語はできなくても、情熱さえあればここまでやれる。のちに、松浪は富豪になり、日本人の海外起業家ネットワーク「OJM」(OverSeas Japanese Merchant)を設立し会長に就任する。サラリーマンとして会社を手玉にとり、華僑の大物をも手玉にとった男の物語。
★小説 企業家列伝 二.「アジアの小太陽」(上巻)
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目標を決める最初のステップとして Wish-List をおすすめします。Wish(願望)を List(箇条書き)するだけですからとても簡単です。私のパソコンには「マスター Wish-List」と「年度 Wish-List」のエクセルファイルがあります。マスター Wish-List の方には、いままで 30年間コツコツ書きためてきた私の全 Wish-List が入っています。そのリストは 3,000個ほどあり、すでに達成したものや、いまとなっては Wish-List から外したいものもありますが一度でも願ったものは消さずにすべて残しています。「年度 Wish-List」の方は、いま「2014 Wish-List」を完成させたのですが、そちらには「マスター Wish-List」から今年やろうと思うものだけをコピー&ペーストします。その数は 100個近くあります。解説書付きの冊子を使って手作業で Wish-List に挑戦したい方のために「がんばれ!社長」では、こちらの冊子もご用意しています。

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