■長女とトレバンの帰日日誌
長女と旦那のトレバン(二人とも 26)が 10月10日から二週間、日本に一時帰国した。前半の八日間の様子は先週の金曜日号でご紹介済みなので、今日は後半。
・九日目:10月18日(金)
長女とトレバンを連れて新幹線で東京へ。まず東京駅地下街のお土産店街で買い物をしてもらい、その間、私はU弁護士と広告の打ち合わせ。カルビーショップやジャンプショップに夢中だったらしい。午後から浅草に向かいホテルにチェックイン。浅草寺、仲見世などを見学し、友人も合流して「駒形どぜう」本店で夕食会。二次会にもんじゃ焼き、銀座のショーパブ、沖縄料理店などをはしごし、ホテルに何時に戻ったか記憶にない。
・十日目:10月19日(土)
ホテルをチェックアウトし、東京スカイツリーに向かう。天望デッキに上がりたかったが 1時間待ちなので断念し、ソラマチを回って買い物と食事。私の膝があまりに痛むので、トレバンが気をつかって私の荷物を持ち、脇を支えてくれて歩いたが、午後になって「お父さん、もう名古屋に返った方がいい」ということになった。秋葉原と築地の寿司に行く予定をキャンセルし、午後 2時台の新幹線で名古屋にもどった。
・十一日目:10月20日(日)
高山を見て、奥飛騨ロープウエイに乗ろう、と約束していた日だが、あいにくの膝痛と朝からの強い雨の影響で中止。子供も仕事があるようで、長女とトレバンは二人でお土産を買いにユニクロやデパートに行った。アメリカでは絶対売っていない女の子向けのオシャレが日本にある、らしい。
・十二日目:10月21日(月)
私は外せない予定があったので、この日は長男(25)が時間を作ってくれて市内散策に同行した。長女は同級生の女の子と約束があり別行動。名古屋の地理に不案内な上に英語も得意ではない長男だが、年が近く、趣味がゲームとネットということで共通点があって、どうにか楽しい一日だったらしい。夜はホームパーティ。焼き肉お好み焼きと焼きそば。たこ焼きは前回の来日時に腹をこわし、見ただけでこわいらしい。
・十三日目:10月22日(火)
早朝、オフィスで幾つかの仕事を片づけ、昼前から長女とトレバンを連れて伊勢神宮を案内した。名古屋駅から近鉄特急で 80分、伊勢市駅着。まず外宮を参ってから内宮までタクシー。膝が痛むので売店で杖を買って歩いた。火曜日だというのにおはらい町やおかげ横丁は満員。式年遷宮が二週間前に終わったばかりで日本中から参拝客が押しよせている感じ。夜は最後のファミリー夕食会。揚げたての天ぷらを美味そうに食べていた。男四人で何回かカンパイした。
・十四日目:10月23日(水)
朝から私は東京日帰り出張。長女は区役所に行って、年金関係の手続きをした。午後から長女とトレバンは最後の買い物と友人関係との食事会に出かけた。
・十五日目:10月24日(木)
起床後、入浴、朝食(パンケーキ)のあと、家族全員で談笑。ソーシャルメディアが苦手な次男(22)がトレバンとの連絡用にとFacebook 登録申請をした。午前 11時、タクシーのお出迎えがきた。玄関先で全員で記念撮影。タクシーの運転手が実に陽気なおじさんだったので、シャッターを押してもらったり、「おたくらの関係は分からんけれど、幸せそうだね」と言ってくれたり笑わせてくれた。長女と家内は泣いていたが、トレバンは三年前のような泣き顔を見せなかった。その分、たくましくなった。
二回も来てくれたのだから、「今度はこっちからシアトルに行く」とトレバンに伝えた。長女は今年大学を卒業したので、シアトルにある日系企業に就活すると言っていた。