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クラウドファンディング進化中

●クラウドファンディングとは「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」の合成語のこと。ファンディングの種類は寄付型、購入型、貸付型など様々だが、最近は寄付額に応じた返礼品を付けるタイプが増えてきた。

●典型的な例が日本将棋連盟。
来年100周年を迎え、同連盟は東京と大阪の会館を移転する予定だ。
その資金調達にクラウドファンディングを行ってきた。1期から4期までは苦戦がつづき、目標額の1億円にはなかなか到達できなかったが、10月から開始した5期ではあっという間に1億を突破。
24日の日曜日に募集を終了したが、なんと3億円も集まったのだ

●その秘策は、藤井八冠人気にあやかったものだった。
第5期の返礼品として、藤井聡太八冠と永瀬拓矢九段との特別対局を目の前で見られる権利80万円が先着15人に付けられていたのだ。
当初は関係者でも「80万円も払う人はいるのだろうか?」と心配だったようだが、告知早々に売り切れてしまったという。

●藤井vs永瀬戦といえば、八冠がかかった王座戦の再現だけに、ファンにとっては夢の対戦。しかも二局もみられて、感想戦や解説も付いてくるとなれば80万円はむしろ安い。
ファンディングのコツをつかんだ将棋連盟は今後、マーケティング上手な組織に変わっていくかもしれない。

●もうひとつ私が注目しているのが「株式投資型クラウドファンディング」の存在。IPOめざしてがんばっているベンチャー企業のアーリーステージに直接投資できるようになってきた。
投資家としてはリスクも高いが見返りも大きいので、10社に投資して1社でもIPOしてくれたら巨額のリターンが期待できる。

●個人版のベンチャーキャピタルのような活動ができるようになった。
それについては来年、もっと具体的にお話しする予定なのでお楽しみに。

★日本将棋連盟のクラウドファンディング
 https://readyfor.jp/projects/shogikaikan05