その他

レジェンド&バタフライを観て

今日のYouTube新作

■2024年から「NISA制度」が新しくなります!
2024年から、NISAの制度が大幅に変わります。平たくいうと、投資枠が大幅に拡大され、しかも投資機関の制約が撤廃されました。グーンと使いやすく投資家保護の制度に変わったわけです。
概要をまとめましたのでご覧下さい。

レジェンド&バタフライを観て

●公開初日に『レジェンド&バタフライ』を観てきた。今まで語られてこなかった信長像が垣間見られて楽しかった。
等身大の信長と濃姫の強さ、それにふたりの夫婦関係がよく描かれていたと思う。この映画で初めて信長を知った若い人は、私が抱いているものとはずいぶん違った信長像を持つのだろう。

●3時間という長さが苦になることなく最後までみられたし、レビューサイトでも高評価だ。
ただ私は東映の70周年記念作ということで期待値をあげていた。たとえば、黒澤明的な戦国時代らしい合戦シーンがみられると勝手に期待していたわけだが、その部分では拍子抜けした。
桶狭間の合戦、姉川の合戦、比叡山焼き討ちなどの場面はあるが、戦場以外の場面にスポットをあてていた。

●ところで私は映画は公開直後にみる主義だ。
翌週や翌々週でも同じ映画なのに、どうして直後であるべきなのか
それは他者のレビューが耳に入らないためだ。事前情報がほとんどない状態でみたい。

●昔、こんなことがあった。

「今度〇〇って映画をみに行こうと思う」
「ああ、それ知ってる。Yahoo!映画で酷評されてて、星2.4だよね」
「え、まじ?じゃあやめよかな」

そんなことが実際にあった。ひどい映画を見せられたという落胆もひっくるめて映画の楽しみだ。「今日観る映画は星3.9だ」という状態では行きたくない。

●「映画にレビューは要らない」とすら思っている。その理由は選択肢が少ないからだ。キムタクが信長役をやる映画は「レジェンド&バタフライ」だけである。レビューの善し悪しに関係なく観たいか観たくないか決まっている。レビューは邪魔でしかない。

●レビューが必要なのはレストランと本だ。なぜなら名古屋駅の近くに寿司屋はたくさんあるからだ。寿司を食べたい人がどこに行くべきか迷ったとき、レビューサイトはとても助かる。
本も同様だ。「営業力強化」の本はたくさんある。どの本が本当に役立つのかは、実際に本を読んだ人の客観的なレビューが頼りになる

●ただ、レビューといえども個人の主観なので本当の意味で客観的とはいえない。レビューの数が100以下の場合、星の数はまったく当てにならないといってよい。

●グルメサイトのレビューも真に受けると痛い目にあう。
昨年の家族忘年会で中華火鍋の店にいったが、星3.9とは思えない味とサービスだった。
一説によれば、飲食店側から有名レビュアーを無料招待し、店にとって都合のよいレビューを書いてもらっていると聞く。それも立派な企業努力の一部なのだそうだ。

●レビューを信じている側からみれば、腹立たしい不正行為に思える。
だが実際にはグレーゾーンなのだろう。かく言う私も胸に手をあててみた。
新刊書をメルマガ読者に先着50冊無料進呈したことがある。
「読んで面白かったらアマゾンでレビューを書いてくださいね」というお願いつきで。

●なんだ、自分も2008年の時に同じことをしていたのだと思い知らされた。
レビューに関するそうした実態もふまえて参考にするのがよいだろう。
ただ映画に関してはレビューはみないし、みてしまっても自分の行動は変えないようにしている。