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Kindle Scribeを買いました

Kindle Scribeを買いました

●2ヶ月前に出たKindleの新端末「Kindle Scribe」(キンドル・スクライブ)を買った。すでに「Kindle Oasis」と「Kindle Voyage」の2台持っており、アカウントを使い分けて併用してきた。
「Oasis」にはビジネス用書籍を、「Voyage」には文学やミステリーなどの文芸作品を入れて持ち歩いている。

●にもかかわらず新たに「Kindle Scribe」を買ったのにはワケがある。
従来から欲しかった「手書きメモ機能」が搭載されたのだ。紙の本であれば、本の余白にアイデアを書き込むことができるが、電子書籍はそれができない。
厳密にはKindleにはテキストメモを入力する機能があるのだが、変換効率が悪くて使う気になれなかった。だが「Kindle Scribe」では、手書きの付箋機能が搭載されたのだ。
さらに、電子書籍を離れたメモ&ノート端末としても使えるようにできている。

●つまり、1台で「Kindle電子書籍リーダー(手書き付箋付き)」兼、
「手書きノート端末」として使えるわけだ。
ApplePencilを使ったiPadの手書きメモはいままで何度もチャレンジしたが、
カタカタと音がしてガラスに文字を書いている感が否めない
「ペーパーライクフィルム」もつかってみたがザラザラ感が馴染めず、結局iPadでノートを取ることをあきらめていた。

●ところがこの「Kindle Scribe」は備え付けのペンの先に特別な工夫があるようだ。電子端末とは思えないほど紙にちかい感覚で書ける
私は手書きが大好きで、万年筆にもボールペンにもサインペンにもこだわりがある。無論、書き心地のよいノートや紙をさがし求めたこともある。書くときの感覚は生理的なものなので、気持ち良ければ書きたくなるし、気持ちが良くないと使えない。
この「Kindle Scribe」の書き心地はアナログには及ばないがデジタルのなかでは最高峰といえるのではないか。他の端末をすべて試した訳ではないので断言はできないが、充分に「書いてみたい」と生理的に思わせてくれるレベルだ。

●紙にボールペンやサインペンでメモするときよりは抵抗がすくない「Kindle Scribe」。その分、筆圧を軽くすることができる。立たせても寝かせてもメモすることは紙ではできないが、「Kindle Scribe」ならできる。実際、このメルマガを書いているノートパソコンの横に15度くらいの角度で立たせた「Kindle Scribe」がある。すぐにメモがとれる大勢でスタンバっていてくれるのだ。

●そんな「Kindle Scribe」なのだが先週金曜日に開封したところ、いきなりトラブルに見舞われた。初期設定が終わるところで、画面が真っ白のまま進まなくなってしまった。何度再起動しても同じところでフリーズする。せっかく週末にとことん試そうと予定をあけておいたのに・・・。ショックだった。

●さっそくAmazonに連絡したところ、「そうした症状が他にも報告されており、ご迷惑をおかけしました。本日、交換品を発送しますので、来週火曜日には届く予定です。ひと月以内に今の商品を着払いでお戻しください」とのことだった。
「うわー、残念だなぁ。この週末は使えないってことですよね。わっかりました。なる早でお願いします」と電話を切った。

●ところが、そのひと言が効いたのかもしれない。
火曜日到着予定の品が日曜日の午前9時に届いた。カスタマーセンターのスタッフが週末に使えるよう意地をみせてくれたようだ。
幸い交換品はすぐに起動し、つかえるようになった。そのおかげで今日、ここに感想を書く事ができている。

●私がどんな用途で「Kindle Scribe」を使おうとしているのか、そして電子書籍市場の現状と未来についても明日書いてみたいと思っている。
YouTube動画もつくるので、この製品に興味のある方はご質問願いたい。

★「Kindle Scribe問い合わせ」(23年2月1日まで有効)
 → take@e-comon.co.jp

★「Kindle Scribe」(Amazon)→ https://amzn.to/3wCMGar