実話ベース物語

沖縄日誌20221105

「ご縁を大切にしよう」「親孝行しよう」「ご先祖様を大切にしよう」といった教えに対して反論をする人はほとんどいない。
あまりに真っ当すぎて反論の余地がないのだろう。
だが、それを忠実に実行する人は決して多くない。
六星占術の細木数子氏がテレビなどで盛んに「墓参りをしなさい」と言っているのをみて、人気講演家の香取貴信さんは違和感を感じていたそうだ。

「自分が先祖だったら、孫やひ孫が墓参りに来てもこなくても見守ってやる。どうして墓参りが必要なのかが分からない」と思っていた。
だが、同時に先祖に対して何もしていない自分が不義理であることも感じていた。
そこで香取さんは考えた。
「どうしたら墓参りとは違う方法で先祖に感謝でき、先祖の力を借りられるか」

ある日、その答えがみつかった。
それが「名前を呼んで感謝し、その直後に具体的なお願いをすること」だった。
両親の名前・・・二人分
両親の両親の名前・・・四人分
両親の両親の両親の名前・・・八人分
すべて合計すると十四人。
その十四人の名前を香取さんは調べた。

そして毎朝、十四人の名前を読み上げながら感謝する。
そのあと、具体的なお願いも読み上げる。
その効果は絶大だった。
国民の神を祭った伊勢神宮では個人的な願い事は禁止だが、先祖は一族の繁栄だけを願っている。
だったら、下心満載のお願いでも先祖は喜んで協力してくれるはず、とういうのが香取さんの考え。
かなり私利私欲にまみれていてもおねだり上手の方がおトクなのだそうだ。

たしかにそうだろう。
自分があの世でのんびり暮らしているとき、いつも自分の名前を呼ぶ孫がいてくれたら嬉しいものだ。
あの孫のためなら何でもしてやろうと思うはずだ。
それだけでなく周囲にいる友だちも呼んできて「うちの孫のために力を貸してほしい」と頭を下げることもいとわない。

香取さんはそれを始めてから調子がいいそうだ。
先祖を大切にする気持ちが人を謙虚にし、周囲に対しても優しくなれるのだろう。
そんな香取流「ご先祖の力引き出し法」を聞いたのは一昨日に開催された「魔法の質問カンファレンス2022」(@ブセナテラス)の分科会でのこと。

このイベントの主催者・マツダミヒロさんも縁を大切にする方だ
これほど縁を大切にしている人を見たことがないと思えるほど大切にしてくれる。

ミヒロさんと初めて出会ったのは20年前のこと。
2002年10月11日(金)、渋谷フォーラムエイトで開催したメルマガセミナーに受講者として山形から参加してくれた。
当時28歳で悩み多き若者だったミヒロさん。
当時の仕事はIT会社の雇われ社長だった
自分のやりたい仕事ではない。
一生懸命にやっても成果がでない。
いったい何が自分の天職なのだろう。

セミナー終了後、15分間の「個別相談枠」を五人分用意していた。
一番乗りで申し込んでくれたミヒロさんは私の前に座って自己紹介を済ますとこんなオファーをもちかけた。

「来年から2年かけて東北6県の県庁所在地を巡回する武沢さんセミナーをやらせてほしい」

その場で「OK」し、半年後の仙台セミナーを皮切りに東北6県を二人で回ることにした。
仙台以外は盛況とは言いがたい集客だった。
青森セミナーでは数名の参加だったが、青森屈指の焼肉屋の社長が参加してくれた。
「わざわざ青森までありがとう!」と懇親会で上等な肉を浴びるほど食べさせてくれた。

思い出深い東北巡業だったが、ミヒロさんにとってはセミナーイベントの成功が狙いではなかった。
移動時間や食事時間など私との時間が狙いだったようだ。
いろんなことを話し合った。
その中の幾つかがミヒロさんのヒントになったようだ。

東北巡業の2年のあいだでIT会社の社長をやめて独立したミヒロさん。
すぐにメルマガを始めた。
「質問」というものの威力に気づいたミヒロさんに「毎日読者に質問を届けたらどう」と私が助言したこともすぐに実行した。

それが「魔法の質問」になった。
正直いうと、そのあたりの経緯は憶えていないのだがいろんな助言をさせてもらったことは憶えている。
その話を今もミヒロさんが各地で語ってくれている。
ご本人は私に言わないが、第三者が何人も何十人も何百人も私の耳に入れてくれる

「ご縁を大切にしよう」「親孝行しよう」「ご先祖様を大切にしよう」という教えを自分流に実践している人は強いということに気づかされた週末の沖縄イベント。
たくさんの新しい出会いができたことに感謝している。

★魔法の質問カンファレンス2022 (開催済み)
https://hs.shitsumon.jp/shitsumon-conference2022

来年2023年は11月25日、26日の土日で開催予定。
もちろん私も参加します。
今年ご一緒された何人かの方々はとても喜ばれています。
あなたも来年ご一緒しませんか。