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「会社四季報」最新号の分析を終えて

「会社四季報」最新号の分析を終えて

●「会社四季報最新号」の全ページチェックを終え、昨日「4K企業」のリスト化作業も済んだ。
今後、セミナーやオンライン講座などで今回の結果をお伝えしていくことになる。
引っ越しという大きなプロジェクトがあったため想定外の時間がかかったが、今回も発見の多い四季報分析作業となった。

※4K企業(よんけい きぎょう)とは武沢造語で、高成長・高収益・好財務・好待遇のすべてを実現している理想型企業のこと。
 解説バックナンバー:https://e-comon.jp/?p=26519

●まずは今回の4K企業の数をご報告したい。
コロナ禍の昨年6月に発売された2020年夏号から今号までの4K企業数は次のとおり。

「2020年夏号」  (2020年6月発売)   64社
「2020年秋号」  (2020年9月発売)    99社
「2021年新春号」(2020年12月発売)  108社
「2021年春号」 (2021年3月発売)   138社
「2021年夏号」 (2021年6月発売)   147社

そして今回、
「2021年秋号」 (2021年9月発売)   153社

●153社というのは過去最高水準である。
新型コロナの影響で半減してしまった昨年夏号からV字回復を果たした日本経済。
ITやSaas系、半導体、脱炭素、工作機械、鉄鋼、化学など業績絶好調企業が増えている。
飲食、小売り、観光といった消費関連企業が苦境にあるため、好況感こそ感じられないが輸出やBtoBビジネスは過去最高なのだ。

●「会社四季報」はその名のとおり四季ごとに発行される。
毎年3月、6月、9月、12月の中旬に出るわけだが、私のKindleには過去数年分、20冊程度の会社四季報が入っている。
紙版の四季報なら2冊持ち歩くだけでも難儀するが電子データならどれだけ増えても構わない。
私の愛読者はもはや会社四季報だといえる。

●さて、前号までは調査結果をレポートにして販売していたが今回はその時間が取れないので有料レポートはつくらない。
自分の好奇心を満たすためと、投資目的で四季報の全ページチェックを行ったわけだ。

●半年ほど前、ある読者からこんなご指摘があった。
「SBI証券のスクリーニングを使えば瞬時に4K企業が検索できるのではありませんか。あえて手作業される主旨はどこにありますか?」

細かい話は省くが、スクリーニングの条件設定と私が手作業で行っている条件とが微妙に異なるため、結果に差がでるのだ。
なので私は手作業にこだわっているわけだが、結果だけを調べたい場合はスクリーニングだけでも充分だと思う。
100点ではないが75点はとれる
1週間かけて100点を狙うか、1分で75点を狙うか、それはあなた次第だが私は100点を狙う。

●それはプロセスに重きを置いているからでもある。
危ない会社、苦しんでいる会社、V字回復途中の会社、老舗なのに急成長が始まった会社などを早期に発見することができるのだ。
そうした個別企業の動向がとらえられる他、個々の産業全体の傾向もつかめる。
最近でいえば、海運、鉄鋼、資源リサイクル、工作機械、化学の一部がとても調子がいい。
そんなことが分かるのは手作業のおかげでありスクリーニングでは捉えられない。

●さて今回は153の4K企業があった。
そのうち19社はニューフェイスだ。
今年IPOしたばかりの会社もあれば、イビデンのように100年を超える老舗企業も含まれている。
文字通り多士済々だが、明日のメルマガで一挙に企業名をご紹介する予定なのでお楽しみに。

■武沢よりお知らせ:

今週木曜日(10/7)の夜、がんばれ社長セミナーをZoom開催します。
テーマは二本立て。
第一部は武沢スピーチで、今回の4K企業リストを解説します。
第二部のテーマはゲストを招いて「助成金活用」を語っていただきます。
そんなダブル講演を【無料】で開催します。

◆日時:2021年10月7日(木)19:00~20:15
◆内容
・第一部 武沢スピーチ(20分) 
    「最新4K企業リストとその特徴」
・第二部 ゲスト講師(ライトアップ 事業責任者)スピーチ (45分)
  助成金診断システム「Jシステム」のすすめ
  本業の営業促進につながる「Jシステム活用事例」
・質疑応答(10分)

◆定員:10名程度
◆参加費用:無料
◆主な対象者:経営者又は役員、経営幹部
★参加申し込み⇒ https://ganbare.biz/comon/joseikin2/