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サラブレッドと人

がんばれ!社長の『富裕層レポート』Vol.3 (2021年2月号)

新発売!めざせ富裕層(資産1億超)

会社経営に「経営計画書」が、個人に「人生計画書」が、そして投資家に「投資計画書」が必要です。
10年あれば富裕層入り可能。
今年株価倍増が狙える特選20銘柄も載せました。
なんとそのうちのE社は年初からすでに株価倍増しています。

<富裕層レポート2021年2月号の内容>

1.ゼロから10年で富裕層入りを目ざす方法
2.最低でも年率30%の投資成果、できれば50%超を目ざす
3.暴落? むしろ歓迎。そのワケは・・・
4.最近どんな株が値上がりしてる?
   「日米中:2020株価上昇ランキングベスト10」
5.IPO投資の現実と可能性
6.外国株に強くなる方法
   GoogleChromeの「翻訳機能」を使いこなす
7.2021年株価倍増が狙える「日米中20銘柄」
      次のApple、明日のAmazonはどこか
8.あなたの投資目標を決める
   「2021 私の投資戦略」書式

このレポートで、富裕層入りをロックオンします。
★富裕層レポート2021年2月号
→ https://ganbare.biz/comon/product/fuyuso_2102/

サラブレッドと人

●親から子へ、子から孫へ・・・。
血統のロマン、馬と人が織りなす物語「競馬」。
壮大なロマンがあるといわれる競馬は血統のスポーツともいわれる。
厳然と存在する血統の壁。
血統には決してあがらえない部分があり、関係者は皆それを熟知している。

●それでいながら、超が付くほどの良血馬が必ず強いとも限らない
血統は抜群なのに、なぜか競争では勝てない馬がいる。
その反対に、セリで売れ残ったような仔馬がたくましく成長し、年度代表馬になったりする。
血統の競技でありながら、血統だけでもない。
だから競馬に大のおとなが夢中になるわけだ。

●毎年開かれる競走馬の競り市「セレクトセール」に私も参加したことがある。
プロ野球でいえばドラフト会議のようなものだが、イメージとしてはサザビーズのオークションに近い。
血統の良い馬は初値から高い。
しかもセールで値がどんどんせり上がっていき、落札者同士の闘いになる。
億単位の値が付くことも珍しくない。
その馬には有名な元プロ野球選手やテレビのキャスターもいた。

●私も競り市に参加したが、一度も手はあげなかった。
もしあの場で手をあげて競り落としていたら、私は馬主になっていたわけだ。
競走馬は最低でも1,000万円ほどするし、毎月数十万円以上の養育費がかかる。

●晴れて馬主になれば専門家に養育をまかせ、2歳の初レースを待つ。
JRA(日本中央競馬会)が一年で開催するレースの数は約3330。
その中から自分の馬を出走させるレースを決める。
レースはこんなにあるのだ。

・芝コース 1679R
・ダート(日本では砂、アメリカなどでは土)コース 1651R
・障害コース 127R
・新馬戦 297R
・未勝利 1240R
・1勝クラス 994R
・2勝クラス 452R
・3勝クラス 186R
・ハンデ戦 201R
・OPNEクラス 149R
・G3 74R
・G2 39R
・G1 26R

●誰もが知っている「ダービー」「天皇賞」「有馬記念」などはG1といわれる。
ジーワンと読み、グレードが一番高い最高峰のレースだ
関係者の誰もがG1にあこがれるが、いきなりG1に出られるわけではなく、高いハードルを乗りこえねばならない。
したがって、G1レースに出走できるだけでも馬主や生産者にとっては誇りである。
ましてはG1で優勝しようものなら、頂点のなかの頂点に立ったようなものだ。

●最近では演歌歌手の北島三郎さんが買った馬「キタサンブラック」が2年続けて年度代表馬に輝いた。
よし自分も!とG1だけを目ざす考え方もあるが、確実に賞金を稼ぎながら、地道にランクアップするのが賢明だ。
上のランクには当然、強い馬たちがゴロゴロいて勝ちにくくなるが、それでも挑戦しない限り人も馬も成長しない。

●サラブレッドにとって血統が良い・悪いとはどういうことか。
それは父や母、祖父母やさらにその先祖たちがどんな馬だったか、ということだ。
先祖が強かったらその子も強くなるというシンプルな考え方だが、それだけではなく血統の流れも大切なのだ。
血統の流れが良ければ、たとえ先祖が活躍していなくても良血馬が誕生する。

●血統は馬の能力適性にあらわれる。

・馬場適性(芝が得意かダートが得意か)
・距離適性(短距離が得意か、中距離、長距離か)
・成長スピード(早熟タイプか晩成タイプか)
・展開適性(逃げタイプか追い込みタイプか)
・末脚適性(ジリ脚か後方一気か)
これらに馬固有の性格や体型なども見抜いて育成し、出走レースを決める。

●競走馬を持つにはイニシャルコストが1000万~数億円必要。
さらにランニングコストは毎月数十万以上が必要だ。
仮に8歳まで現役の競走馬を続けたとするなら、生涯で最低でも1億円の養育費がかかる。
あとはその馬が幾ら稼いでくれるかが勝負だ。
強い馬になれば年間で数億円、生涯で10億円以上稼いでくれる。

★2020 競走馬獲得賞金ランキング
 → https://keiba.yahoo.co.jp/standing/horse/kobaall/

●「武沢さん、馬主になろうなんて思っちゃいないよね?とんでもない金がかかるんだから」と言われたことがある。

「そうかな?」と言いながら私はその社長に申し上げた。
社員をひとり生涯雇用するとサラブレッドの何倍にもなるのですよ、と。
人間の方が馬よりはるかに高い。
だったら、サラブレッド以上に社員の適性を見抜いてあげて、鍛えてあげて、使うレース(任せる仕事)を見極めてあげる必要がありますよ、ということを。