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リタイアにも失敗がある

今日のYouTube動画

2020夏・・・日米中の高業績企業分析からみる最新経営トレンド

4K企業とは「高成長」「高収益」「好財務」「好待遇」の四つのKを
新型コロナで世界の全産業が大打撃をこうむりました。その一方で
一部の業界はかえって潤っています。完全にまだら模様となった今回の
調査では日本だけでなく米国と中国も調査委対象に加えました。

『リタイアにも失敗がある』

●以前のメルマガで高齢者には「きょういく」と「きょうよう」が大切だというネタ話をご紹介した。今日行くところと今日、用があることが大切だというダジャレである。これはシャレではあるものの、単なる冗談話ではない。身につまされる教訓話でもあるのだ。

●YouTubeにこんなすごい猛者がいる。
たまたま創業メンバーだったことから勤務先のゲーム会社の株をもっていた。その会社のゲームが大当たりし、ついに株式上場。公開初日に成り行き注文で全株売ったら2億円になった。その2億でFXのオンライントレードを始め、アドバイザーの言いなりで売り買いしていたら11億円に資産がふくれあがった。

●あとは遊んで暮らせる。
彼は会社を辞めリタイアすることにした。サラリーマンあこがれのリタイア人生が始まったのだ。翌日から毎日がゴールデンウィークだ
朝から堂々と大好きなビールが飲める。手始めに全国の友だちに会いに行った。ご飯もキャバクラもおごってあげた。友だちはみんな大喜びしてくれた。しかし、やがて彼らも二度三度はつき合ってくれるが、それ以上は会ってくれなくなった。みんな仕事を抱えているし、いつもおごってもらってばかりいると楽しくなくなるのだろう。

●彼はさみしくなってフィリピンに飛んだ(無論、ファーストクラス)。
ホテルでの豪華な生活は酒と女にまみれていった。豪遊もすぐに飽きた。Netflixがない時代ゆえ、ひとりベッドの上で何することもなく数時間ボーッと過ごす日々が続く。なぜか涙が出て死にたくなったりした。
こうして3年で11億円を使い果たした。(彼の言葉では「溶けた。」)結論は何か。リタイアの失敗である。

●リタイアには向き・不向きがあるようだ。
趣味や生きがいを自分で見つけられる人や、リタイアを一緒に楽しめる家族がいる人はリタイア後も充実する。だがこのYouTuberはそうではなかった。仕事があるから夜のビールや週末の映画が楽しめる。
いつでもビールや映画が目の前にあると、人は興味をなくしてしまうものらしい。

●先日、あるグループのZoomミーティングでそんな話をしたところ、ぜひ「11億溶かしたYouTuber」を教えてほしいとせがまれた。
ご本人の名誉になるかどうか分からないが、自らYouTubeでそれを告白しておられるのだから問題なかろうと、こちらの動画をご紹介した

★11億持ってフィリピンで早期リタイアに失敗した僕が、正しいリタイアの考え方を解説する × アキラ先輩,
→ https://www.youtube.com/watch?v=1hCM_iWzMMg

●アンハッピーなリタイアメントもあるということだ。
個人資産をつくることも大事だが、リタイア後の人生設計があって始めてハッピーリタイアメントが可能になるようだ。