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ウエルチ逝く

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『第30期経営計画発表会&伊勢神宮参拝』(3分51秒)

1981年から約20年にわたってゼネラル・エレクトリック(GE)の会長を務めたジャック・ウェルチ氏が一昨日亡くなった。84歳だった。
81年に当時最年少の45歳で会長に就任。
ピーター・ドラッカー氏の助言、「世界で1位か2位になれる事業だけをやりなさい」を忠実に実行し、リストラとM&A(合併・買収)を一気にやった。
その結果、同社の業績はV字回復し、株価が30倍になった。
そうした手腕が高く評価され、99年に米フォーチュン誌が「20世紀最高の経営者」に彼を選んでいる。

『ジャック・ウェルチのGE革命―世界最強企業への選択』など著書も多数あり、論客としても有名だ。
私もウエルチ流の経営に注目しており、過去のメルマガで次のような名言やエピソードをご紹介してきた。

「変化がある時にはいつでも機会がある。だから組織は麻痺するのではなく、活気づくことが肝要である」

「有能な幹部とは車を運転しながら同時にタイヤを換えられる人間だ」

「我々が直面している問題には教科書に書いてあるような答えはない。我々は自分達の教科書を毎日書かなくてはならない」

「われわれは失敗にも報酬を与えている。機能しない照明器具をつくったチーム全員にテレビセットを贈ったこともある。そうしないと、社員は新しい挑戦を避けるようになる」

こんなエピソードもある。

ウエルチが購買部門にある仕事を指示した。
それから何週間もたったある日、ウエルチは会議でその仕事の進捗状況を尋ねた。
しかし、仕事はまったく進んでおらず、部下たちは分析作業と他部署との調整をだらだらと続けていただけだった。

ウエルチは激怒した。
こういう仕事ぶりをもっとも嫌うのがウエルチだ。
突然、会議を打ち切り、4時間後に再開すると宣言した。
そして再開後の議題は「進捗状況の報告だ」と告げた。
4時間後、ふたたび全員が勢揃いした。
そしてウエルチは望み通りの報告を受けた。
この4時間でそれまでの数週間よりも仕事は進んだのである。
「仕事とはそういうものであり、経営もそういうものだ」分かっていることをいかに真剣にやりきるかの差であると教えたウエルチ。
時代を超越し、現代の経営者も彼から学ぶことがたくさんある。