携帯電話やノートパソコンのバッテリーには寿命がある。しかもこのバッテリーには「メモリ効果」なるものがあり、これがくせ者だ。充電した電気を最後までしっかり使い、その後に充電をするのと、こまめに充電・放電をくり返すのとどちらが寿命が長いか?
それは前者である。
こまめな充電・放電のくり返しはバッテリーの基本性能を損なうのである。
どこかで聞いた話、そう、人間も同じではないだろうか?もっている能力や体力を小出しに使っては休養・休憩を与えていては、そのうち人間も「メモリ効果」を発揮してしまう。
成功哲学を教えたアメリカのポールマイヤー氏はこんな警告を発している。
「あなたが毎日している最小限の行為は、やがてあなたが出来る最大限になる」
寿命があるという点では、バッテリーも人間も同じだが、大きく異なるのは人間は容量を増やすことができる点だ。どんな高性能のバッテリーでも人間のマネはできない。