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Amazon Academy に参加して

昨日開票された米国中間選挙に世界中の注目が集まった。
結果は大方の予想通り、上院下院のねじれ現象となった。
トランプが勝ったと見る向きもあるが、ねじれによって大統領の暴走に歯止めがかかるのも事実で、マーケットからは好意的に受け止められている
特にトランプから目の敵にされてきた Amazon、Google、Facebookなどのテクノロジー企業は今回の結果を歓迎していることだろう。

Amazon といえば、昨日都内で開催された「Amazon Academy」 に参加してきた。
これはアマゾンジャパンが初開催した中小向けの事業 PRイベント。
同社のジャスパー・チャン社長や、自民党の安倍内閣の(前)一億総活躍担当大臣の松山政司氏も登壇するなど力の入ったイベントで、300名の会場は満員。
通販、クラウド、広告、決済など、事業進出した分野ではいずれも中心的な存在になる Amazon は、政治家も無視できない力をもつ。

今回のイベントで、今まで知らなかったことをたくさん見つけられた。
たとえば、この秋から QR コード決済を始めた Amazon だが、いつしか Amazon のショッピングアプリのなかに QR コードが表示されるようになっていた。

またソニーのペットロボ「AIBO」は AWS(Amazon Web Service)を使っているという事実。
AIBO は飼い主の扱いやしつけによって性格が変わる。本物のペット同様、まったく同じ AIBO は一台もない。
性格に応じて仕草や行動も変わる。
人間は学習したことや経験したことは脳に記憶するが、ロボットの場合はクラウドに学習データを貯め込んでいく。
ソニーが選んだクラウドが AWS だったのだ。

Amazon は子どもの名付けにも影響を与えている。
まず日本では「蓮」(れん)が男の1位、女の子は「咲良」(さくら)だそうだ。
★マイナビニュース「2018年上半期赤ちゃん命名・名前ランキング」
→ https://news.mynavi.jp/article/20180718-666085/

余談だが、私は「小林稔侍」(こばやし ねんじ)という役者名が好きで、いつも格好いい名前だなぁと感心する。
しかも「稔侍」は本名で「としじ」とよむそうだ。

日本だけでなく、アメリカにもキラキラネームがある。
アメリカ人に今人気の名前は、男の子「Liam(リアム)」、女の子は「Emma(エマ)」だそうだ。
★アメリカ人の赤ちゃんの名前ランキング TOP100【2017年】
→ https://america-info.site/america-baby-name-ranking

2018年11月6日、Amazon Alexa は4歳の誕生日を迎えた。
アメリカでは今、「Alexa(アレクサ)」と名づける家庭が激減しているという。
Amazonの AI スピーカー「Echo(エコー)」シリーズで、呼びかけ言葉が「Alexa」だから避けているのだろう。

ひとつの企業がビジネスや経営の常識を変え、政府を動かし、子どもの名付けにも影響を与えている。次は何に影響を与えるのだろうか