セミナーや講演などの機会が増えると、
「武沢さんもそろそろセーブしないと」
ひとつは、懇親会で暴飲暴食しない方法。
ある日、経営セミナーを終えて懇親会に向かった。
参加者は10人ほどいたが、とても話術に長けた人が複数いた。
ところが酒が進むほどに話題が脱線。
セミナー後の懇親会も、セミナーの一部である。
私はまず、「稲盛流コンパ」のルールを確認した。
1.100%全員参加で行う(
2.毎回のコンパにテーマと時間割を決めておく
3.参加者からは多少なりとも会費を取る
4.座席表を主催者が作り、各自は決められた席に座る
(いつもの仲間同士でかたまらない)
5.毎回のテーマに沿って歓談する
(たとえば「仕事と人生について」など。出席者数によってはグループ分けする)
6.リーダーは最後に大きな夢を語って定刻に終わる
この「稲盛流コンパ」をベースに「セミナーコンパ」
1.コンパにテーマと時間割を決める(
2.前もって出席者が分かっていたら座席表を作るとよい。
3.座席表がなく自由に座る場合は、講師を中心に席を決める。
4.主催者が進行の音頭をとる。
「今日の感想や質問などを順にお聞かせください」など。そうすることで、自由に雑談する懇親会ではないというメッセージが伝わる。
5.必要があれば、「しばし歓談のお時間とします」
6.後半、ふたたび進行役と講師を中心にした懇親時間をつくり、
名残惜しいくらいの時間で閉会するのがよい。
「いかがですか?」と私。
すると全員が「我が意を得たり」といった表情だった。その後、
私たちは社内コンパの機会よりも、